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2021年8月22日 (日)

O2 sensor is effective

08221_20210822204001  2台入って来ているDMEの1台が終わった。改造をしていない方。点検とリフレッシュ作業だけなので早かったと言う事に成る。
 見る人が見れば解るけどインジェクタの電圧波形、点火コイルの電圧波形、インジェクタの電流波形。
 点火コイルの電流波形が無いのは、このくらいの性能がある電流プローブが1個しか無いから。あと10台くらい作業したらテクトロのヤツが買えると思うので、皆様よろしくお願いいたします(笑)。
08224_20210822204001 この画像で左下の一角がO2センサの入力信号を処理するアナログ回路。微調整する抵抗が2組あることから解るように、回路と動作を理解しない限り前に進まない。



08222_20210822204001  かなりバージョンアップしたエンジンエミュレータのO2センサエミュレート部分。例によって汚いけどかなりの高機能版となって居る。
 O2センサの出力を「濃い」から「薄い」へ無段階に擬似出力出来るだけじゃ無くて、センサの「解放」と「短絡」もエミュレート出来る様にしている。
 こんな物は要らない気がするけど、これを装備したおかげで最終型のプログラムが把握できた。何処に書いたか見つける事が出来なかったけど、以前のブログに書いたように最終型のプログラムだと「O2センサ有」だと普通にO2センサ有りの制御をして、「O2センサ無しで解放」だとROMデータの中央値を維持して、「O2センサ無しで短絡」だと20秒間だけ最濃状態を維持した後に中央値に戻る様になって居る。
 と言う事で、最終型の回路にして最終型のプログラムを入れて置けば、O2センサが生きていれば理論混合比に制御されて燃費が良くなるし、解放しても短絡しても中央値に制御すると言う素晴らしい制御が得られる。
 それ以外の回路とかプログラムだとこうはいかない。特に初期のEU仕様だと入力回路自体が無いのでどんなROMやプログラムを入れても何も出来ない。
 それとは逆にO2センサを毛嫌い?して外したり短絡してしまう人が居るけど、約4300pm以上はO2センサは無視しているから関係無いし、それ以下の時は最適の混合比に調整してくれる訳だから、燃費も良いしプラグも綺麗。レースでも同じパワーなら燃費の良い方が勝つわけで、私はO2センサを外す理由が皆目見当が付かない。
08223_20210822204001  これはもう1台のDMEで、初期のEU仕様を最終型US仕様に改造している過程。
 調整用の抵抗を保持する物干し台みたいな部品だけど、マックエイトのヤツだとドイツ製よりも少しだけ背が低い。
 まあ人種的にも日本人はドイツ人より背が低いからこんなもんか・・・と思いながら作業中。

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