13000cd
なんとなく予想していた事態が起こった。右の光量が足りない。2灯式は15000cd必要だけど13000cdしか出てないらしい。
うーん困ったなと言う気持ちと同時に、これでヘッドライトテスタの校正が出来ると考えてしまった。
とりあえず車検を通さないと行けない。100Wくらいのハイワッテージバルブ入れたら行けるかも?と思い、オートバックスとナフコとグッデイを回ったけど無かった。
有るのは馬鹿高いLEDバルブと、売れ残りの青白いハロゲンバルブ。ハイワッテージは一つも無かったので、仕方無く60Wだけど「明るさ30パーセントup」と書いてあったフィリップスの通常品を買った。
さて、どうしよう。この手の商品が本当に30%も明るくなるはずは無い。そこで反射鏡のテープを今の純アルミから樹脂テープにアルミ蒸着のタイプに張り替えた。それに追加でリレーを付けてバッテリから直で電源を取るようにした。
ここまでやってインチキ光軸調整をして車検場へ。もう4ラウンドの終わり頃になってしまった。
朝に見てくれたお兄ちゃんが出てきて対応してくれた。運良く1発で合格したのでようやく今日の仕事はおしまい。
帰ってから壁に照射した写真を撮ってみたけど、左右の差はほとんど無くなった感じ。でも樹脂基材のテープだから熱的にヤバイ。
で、本題?のヘッドライトテスタの校正だけど、家に帰って直ぐに右のライトを測定し、その値を13000cdに調整した。
VRが2個有ってゲインと切片あたりを調整するのかな?と言う感じだけど、データが1個しか無いから1点で調整するしか無い。
出口の小屋に居るオッサンが「反対側もギリギリやき両方バルブ交換した方が良かばい」と言っていたけど、右を13000cdに調整したテスタで左を測定したら15000cdと出た。割と良いかも。
で、最後の2枚の画像は全ての対策をやった後の光量で、3枚目が反射鏡が比較的良い左にフィリップスのバルブを入れてリレーを追加したヤツ。22000cdくらい。
4枚目は上記に追加で反射鏡にアルミ蒸着テープを貼った右で21000cdくらい。純アルミテープはダメだけど蒸着テープの反射率は素晴らしい事が解る。
でも3枚目と4枚目の数値に関してはかなり怪しい。VRが2個有るのに13000cdの1点でしか校正して居ないから。だから13000cdに近い15000cdの測定値は近いと思うけど、20000cdくらいまで離れるとかなり怪しい。
でも車検に通るかどうかの境目を測定できるように成ったのは大きい。そして微妙な領域を定量的に測定できるように成ったので、反射材の材質とか色々と遊べそう。
スムーズじゃ無い事も色々と面白いじゃ無いか。
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コメント
光量を1/2にするNDフィルターを使うと、13000cdの半分とか、2倍とかをそこそこの精度で決められるのでは?と思いました。測定器の受光部の大きさによりますが、カメラ用だと簡単に手に入ると思います。
投稿: | 2021年7月16日 (金) 11時23分
www.tokyobsshop.com/e-commex/cgi-bin/ex_disp_item_detail/id/poly99/
こんなのもありますね。
投稿: | 2021年7月16日 (金) 14時27分
受光部のサイズは超望遠レンズくらい、丸目4灯式くらい有ります。
カメラ用品で買うと腰が抜けるなあ・・・と思って居ましたが。ポリカラーと言うのなら買えますね。
ご紹介、ありがとうございました。
投稿: みつやす | 2021年7月16日 (金) 15時05分
ポリカラーだと精度がちょっと心配ですが、同じ被写体をポリカラー有り無しでデジカメで撮影してシャッター時間など比較すると減光量が測定できると思います。
投稿: | 2021年7月16日 (金) 19時41分
なるほど、比率はカメラの露出機構を利用して検証するわけですか。それは面白いアイデアですね、うん。
投稿: みつやす | 2021年7月16日 (金) 20時13分