Starter Generator of HONDA N360
ちょっと前からやっているホンダN360のセルダイナモ。英語で「Starter Generator」が正しいのかどうかは知らん(笑)。
この分解がやっと終わったのだけど、なぜ分解に時間がかかっていたかと言うと初めてだったから。
初めてのヤツはネジの規格が解らない。そして電装品には時々メチャ変なネジが使って有ったりする。だからできるだけ壊さない様に分解する必要が有った訳。
ようやく数個は綺麗に取れたので規格が解り、ほぼ同じ物を入手できた。と言う事で残りの分は壊しても良いことに成り、ボルトを溶接して外すことが出来たという訳。
ボルトを溶接するとソケットレンチなどが使えるというメリットもあるけど、一番のメリットは固着したねじ部に高熱を加えて固着を外したり隙間を作ったり出来る事。
事実、溶接さえ出来れば後は比較的簡単に緩んでしまう。
初めてでしかもセルダイナモなので細かくメモを取りながら分解していく必要が有る。
外から見てもミイラみたいな絶縁用の布?テープがパリパリに痛んで居たけど、外したらそれがはっきりと解った。
一番不味いのはこのコイルで、布テープが失われて界磁鉄心とこすれてしまっている。そのためにエナメル被覆が取れただけじゃ無くて、目で見て解るくらい摩耗もしている。
この部分の摩耗は直ぐに悪影響は出ないと思うけど、この部分がアースに落ちるのは非常に良くない。このコイルだけエナメル被覆が黒く焦げているけど、アースに落ちたことで過大電流が流れる回路に成って居たのかもしれない。
そのあたりは今後、回路を調べていく課程で明らかになってくると思うけど、とりあえずこれは巻き替えをしないと駄目だ。
N360の巻枠は持ってないので新たに作る事になるけど、こうやって書いておくと1年に1台くらい(笑)は依頼が来るので5年くらいしたら元が取れるかもね。。。
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