Fast Recovery Diode
3ピンCDIの1台目が完成したので記念撮影。
これは放電用コンデンサの電圧。大きな波が点火の波で、電圧が上昇していって一気にマイナス側まで落ちているのが放電の瞬間。
徐々に電圧が上昇していく過程で、小さなギザギザが見えるけどこれがDC-DCコンバータの発振を表している。
DC-DCコンバータの出力とコンデンサの間にはダイオードが入っていて、用心深いBOSCHの設計者は2本のダイオードを直列に使って耐圧を上げている。そこまでせんでも良いような気がするけど、こういうセンスがBOSCHと言う会社を作り上げて来たのかもしれない。
で、そのダイオードを高速ダイオードに変更すると波形が綺麗になる。このくらいの周波数なら影響が無い様な気がするけど実際の波形は綺麗になる。
これは時々理系のオーディオマニアが言うように、フーリエ変換の現実版と考える事ができて、急峻な変化には全ての周波数が含まれて居るからなんだろうと考えて居る。
大きく見ると数百Hzの点火や数kHzの発振周波数だけど、変化がほぼステップ応答と考えれば数MHzとか数GHzの周波数成分も含まれて居るはず。
そうであればFRDが有効な領域も存在する訳で、そのあたりの変化がオシロの波形に現れて居るんじゃ無かろうか。。。まあ機械屋が言う数学や電気の話だからあてにならんけどね(笑)。
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