Bad Transformer
2台有る3ピンのCDIだけど1台はトランスの不良が解った。
このトランスは売ってないので修理するか新作するしか無くて、以前に書いたけどうちではフレームから全て製作してゼロから作れる様にしている。だから困り果ててしまう事は無いけど、作業が面倒なのと納期と金額の問題は出てきてしまう。
写真で解るように2台とも放電用のコンデンサを交換している。このコンデンサはちょっと苦労すれば誰でも手に入れる事が出来る。でも交換作業は結構手強い。
コンデンサにアクセスするにはトランスを外す必要が有り、トランスを外すには絶縁ワニス?でガチガチに固まったナットを外す必要が有る。でもこのナットの相手側のビスは防振ゴムなので、普通に作業していると全てを破壊して途方に暮れる世界。そしてその次の奥まった鉄リベットを飛ばす作業もノウハウが無ければ結構難しい。
M4のこの防振ゴムは特殊で、写真の1本もヒビが入って居たので補修している。最終的にはこの防振ゴムも新品を作りたいと思っているけど、まだそこまでは準備出来て居ない。
こんな感じなので、世に凄い電子回路屋さんは沢山居るけどこのCDIの修理は簡単では無いと思う。こんな風に手順を公開しても全国から依頼が来るのは、この作業には電子や整備や機械加工的な事まで薄く広く網羅しておく必要が有るからだと思う。
各レベルは相当低いけど(笑)、セット品の意味を感じる今日の夜。
| 固定リンク
コメント
専門医では手が出せず
総合診療科が必要ですな~
投稿: 通りすがり | 2021年6月26日 (土) 17時04分
総合診療科と言うと中核の医療センターみたいで聞こえが良いけど、町医者の方が近い感じですね(笑)。
投稿: みつやす | 2021年6月26日 (土) 18時56分