Glider maintenance
県をまたぐ移動は推奨されない時期だけど、人口密度が低ければ良かろうと某高原までやってきた。
いつもの様にコーヒー好きだった中村教官、亡くなった学生、別件で亡くなった女性教官を想いながらコーヒーを注ぐ。 今回の仕事はグライダーの整備。下等(笑)航空整備士なので時々こんな仕事が回ってくる。
動いただけで嬉しい旧車の作業じゃ無くて、書類も含めてちゃんとやる事が重要な作業なので、あまり好きな方向じゃ無いのは事実。 カラーチェックをしてみたり。
中華製新兵器で翼の中のサポートを観察してみたり。
固定ピンのカジリが酷い。傷の方向から飛行中じゃ無くて組立・分解時の物と思われる。
現状は汎用のスプレーグリース使用だったので、容易に入手可能な極圧性能の高い製品としてクラッチグリースを推奨しておいた。 主車輪を外して中をチェック。レリーズの固定ボルトが緩めだったので増し締め。
尾輪のチューブがねじれていたので組み替えようとしたけど、以外と面倒でママレモンに助けて貰った。
一部の舵角が許容範囲を超えていたのと、操縦桿の中立位置がずれていたので調整。
ダイブブレーキのストッパがオシャレ。イタリア製のハンドメイドカーみたいだ。
これを調整する事に成ったら悩むなあ(笑)。 ラダーのエンドストッパーを見つけたけど工具が無くて調整できなかった。とりあえず許容範囲内なので見て見ぬふりをしたけど、あと1-2年で許容範囲を超えそうな感じ。そのときまでに工具を準備しておく必要が有る。
重量・重心位置、主要寸法の測定、舵角の測定。。。などを行う。
残念ながら高齢のオッサンばかり。高齢でも森高みたいなオバサンが居ると気分が盛り上がるけど、人生はそんなに甘くないのだ。
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