引っ込み思案な引き込み脚
TAROT嬢の調子が良くて自動で離陸して、脚を上げて、 Weipointを周回して、着陸地点に戻ってきて、脚を下げて、自動で着陸する。
これは絵に成るだろうと思って撮影しようとしたら、なぜか機嫌を損ねて左の脚が動かなくなった。
年老いたパイロットの武勇伝で聞くような、脚下げ指令を出しながら上下に揺する様な事をして何とか着陸。でもそんな事が何回も続いたので仕方なく脚を分解した。 想像以上に緻密な作りで、構造的にも材質的にも荷重を受け止められる素晴らしい作りだった。でも使い込んであるからガタが有るのか、上限とか下限で力がかかるとセルフロック的に締まってしまう。こうなるとショックを与えないとダメ。
かなり頑張って見たけど今日中に直せる自信が無かったので、仕方なく引き込み脚は外して固定脚にした。
空気抵抗を考慮してアルミ板にしてみたけど、流石にこれでは横方向の剛性がゼロでぐらぐらする。後で翼型断面の支柱に交換しよう。 この状態で飛ばしてみたら凄いデータが取れた。固定脚が良かったというよりも、気温が上昇してバッテリが実力を出した感じ。
14:09離陸して1kmの周回コースを1周で4分フライト。
14:14:30離陸して1kmの周回コースを1周で3分30秒フライト。
14:18:30離陸して手動モードホバリングを20分フライト。
合計で27分30秒飛んでいる、しかも前半は2㎞移動して。これはおとなしいホバリングなら30分行けそう。電池的には16.8Vから14.4Vまで使った。簡易残量計では10%残り表示なのでこれを信用すれば90%を使ったという事。 周回部分を拡大した画像。
6m/s(21.6km/h)の時は210W必要なので1mの飛行に必要なエネルギは210/6=35J/m。
10m/s(36km/h)の時は230W必要なので1mの飛行に必要なエネルギは230/10=23J/m。
14.8Vで10000mAhの電池が有する総エネルギ量は、14.8x10000/1000x3600=532800J(いっつも思うけど、電池業界のこの書き方は理論的じゃないよなあ・・・)
したがって、35J/mの機体は532800/35=15223m→15km飛べる事に成るし、23J/mの機体は532800/23=23165m→23㎞飛べる事に成る。 神湊の漁港から筑前大島の漁港まで6.5㎞くらいなので、エネルギ的には23J/mの機体なら往復できる計算に成る。
速度からの概算でも、時速36km/h出る機体で6.5kmx2=13㎞を飛行するには21.7分必要なので今世の中に有る電動マルチコプタでも現実的な話。
ちょっとワクワクするではないか。
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