カバーだけかよ!?
古い見た目のカーラジオ。今時こんなモンを欲しがるのは、空冷のVWか356辺りに乗っている人位だろう。
これは今売っている新しい製品らしく、良くこんな機構の物を作るなあ・・・と眺めていたらインチキ(笑)だった。
文字盤というのか周波数のチューニング具合を示す数字と指針、これらはすべて透明の板に印刷された「絵」で、その奥にはアマゾンとかで良く売っている多機能ラジオの液晶画面が。インチキじゃねえかよ。。。
でも実際に見た目が気に成るのは高速のパーキングとかで、「女房と最初にデートに行ったのがタイプ1でしてね、それがホテルの前で故障して・・・」的なオヤジが来たときくらい。そんな時は電源が入ってないからこれでOKな気もする。割と合理的な製品かもしれん。
で、修理の依頼は電源が入らない。それならもしかしたら治るかも知れんと預かったけど、うちで試すと1枚目の画像の様に電源が入ってしまう。
こういうのが困る。こちらで症状が再現できないヤツ。その後は色々と試してみて、電源のコネクタとギボシの部分に怪しい所が有ったので修正した。あとは内部の電源系を再半田してお終い。
しばらく電源を入れていたけど変わらないので、これで取りあえず納品してみよう。
これで面白いのは電源の取り方。常時接続の線が太くてIGの線が細い。そしてヒューズも常時接続の回路に入っていて電源も常時接続の方から取っている。IG線は単なる起動信号。
そういえばBMWのカーステだったか、他にもこういう構成のやつが有ったのを思い出した。
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