空力は大事
今日の昼頃はメチャ静穏だったので12m/sトライをやってみる事にした。12m/sと言えば43.2km/hなのでそれなりの速度。そこで機体側も空力面で完璧な対策を行って臨んだ。
コースも少し変えた。1周が1kmで20㎞はあまりに退屈というか1周毎の操作が面倒。それと1周毎にストップ&ゴーが入るのが測定的にも面白くない。
という事で8の字で2㎞のコース。これなら最大距離的にも1kmの時と変わらない。
本人以外は退屈と思うので(笑)簡単に纏めると23㎞飛んだ。総飛行時間は35分18秒で、総エネルギは466585J。ロスを除いた効率は17.93J/mと今まででベストの数値。
でも8m/sから10m/sの時ほど増加しなかったのは、そろそろ空気抵抗との戦いに成っているのだと思う。
ピッチ角は-10度くらいですごく安定している。これは気候が静穏だったおかげ。そのせいか速度の変動も今までで一番少ない。
帰宅後の充電で入った量も計算通りなので測定値や検討内容に大きな間違いは無いと思われる。
こうなるとスペック的には大島往復が可能な領域に成ってきた。まあ現実にやるには信頼性とか気象の変化に対応できる安定性とか、別の能力も要求されるとは思うけど。
おまけで今日のフライトをカシミール上に落としてみたヤツ。ちゃんと設定どおりに飛ぶのは素晴らしい。
920MHzモジュールの方も少しだけ試験した。道具箱を漁ってみると、以前作っていたUSB-TTL変換機が出てきた。これは5V/3.3V系の切り替えまであって電源も供給できる。昔の私は偉いじゃないか(笑)。
これで相互に通信が出来るようになった。基地局を部屋の窓際に置き、機体側とノートPCを持って外に出た。
teratermのマクロで適当な文字列を送信し続ける様にしていたら、500mくらい離れても普通に受信できていた。結構期待できそう。
ただ問題もありそうで、送信するには毎回コマンドが要るし受信側も変なヘッダみたいなヤツが毎回ついてくる。ダーッと垂れ流しと思って居たけど甘かった。PICとか要るかな。
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コメント
もうご存知かもしれませんが、こんな論文があるようです。
杉本 智彦「カシミール3D」と「スーパー地形」を使ったドローン飛行計画 (特集 ドローンの利活用と情報発信)
地理 63(2), 20-28,図巻頭4, 2018-02,古今書院
投稿: 熊次郎 | 2020年11月18日 (水) 18時02分
ご紹介ありがとうございます。知りませんでした。DAN杉本さん、ブラタモリだけじゃ無くて(笑)こういった仕事もされてるんですね。
2枚目の画像はフライトプランを立てたり機体に転送したりする「ミッションプランナー」というソフトでして、このソフトも一応は「地表に沿って飛ぶ」モードが有ります。しかし元に成る標高データがグーグルの物みたいで、スーパー地形ほどの解像度も信頼性もありません。
スーパー地形の表面をなぞる様な飛行が出来たら素晴らしいですね。
投稿: みつやす | 2020年11月18日 (水) 18時24分
スマホとアプリの課金960円があれば、素晴らしい飛行はたぶん実現可能です。
自分はガラケーしか持っていないので概要しかわかりませんが、杉本さんがネットで公開されているスマホ(iphone)版「スーパー地形」の取説をみていますと、スーパー地形データを用いた無人航空機の安全飛行高度の計算を行い、高度の制御を示した地図・断面図を作成できるようです。
高さの精度は、「5mメッシュをもとにした部分で0.3m~0.7m、10mメッシュをもとにした部分で2.5m」とのことです。
投稿: 熊次郎 | 2020年11月18日 (水) 19時09分
こりゃいかん、すっかり時代に取り残されている(笑)。ちょっと見てきます。
投稿: みつやす | 2020年11月18日 (水) 21時43分