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2020年9月12日 (土)

機体の軽いは七難隠す

09121_20200912201501 昨日予定していた重りを付けてのフライトをやってみた。天気が悪いのとやることが少し有ったので試験はこれだけ。

 使うバッテリは21分強のホバリングが出来た純正品。そして自作品との重量差を埋めるために、重心位置に差分の43gの重りを付けた。
 さて、どうなるかと飛ばし始めたけど安定が悪い。これは自作バッテリの時にも感じたのだけど、今日の方が少し風の息が有ったからか更に不安定に感じた。
 そして結果は12分とちょっとで終了。想像以上に機体重量の影響が大きいみたいだ。こうなると230g以上有る4000mAh品を使うよりも、HUBSAN等で使われている2700mAhでも117gしかないバッテリの方向性が良いのかもしれない。
 たった43gでこんな傾向が出て来るという事は、この機体にとって43gが相当な積載量で有るか、回転翼機に取って機体重量の増加は固定翼機よりも重大な意味を持つのかも。
 そして、それとは別に、クワッドコプタでホバリングのためにプロペラ推力というかモータパワーの大半を使ってしまうと、制御の為の余裕が無くなってしまうんじゃ無かろうか。その結果が重いと不安定に感じる事に繋がるとか。
 私は模型も実機も固定翼しか経験がないけど、回転翼に乗っている人は感覚として解っているのかもしれん。そういう前提で考えると、荒れた冬山で人を吊り上げるとか神業としか思えん。
 「クワッドコプタの航空力学」とか捜してみたけど意外と無い。古い航空力学の本は沢山有るのに。この手のは制御が主体に成るからかな。
 まあ、取りあえず軽くする方向で行こう。パイパースーパーカブなんて、強風だと100mも行かずに浮いていた記憶が有る。飛ぶ物に取って軽いのが正義だ。

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コメント

ドロンのバッテリは操作に関連するから大事なんよね。対空時間伸ばそうと思ってフライトコントロ−ラ設定変えたら暴走して近所の家に突っ込んだ。ビール1ケースで謝ったけどね。
あれ以来ラジコン保険入った。

投稿: アベヨット | 2020年9月13日 (日) 05時02分

 上昇・下降だけじゃ無くて、全ての「舵」をモータの強弱だけでやっているんですねえ。
 そう考えると航空力学的な資料が少ないのも解ってきます。でもそれなら「マルチコプタの制御工学」みたいな本が沢山見つかっても良さそうですが。中国なら沢山有ったりして(笑)。

投稿: みつやす | 2020年9月13日 (日) 07時14分

確かに回転翼機の重量管理は厳格で、雪山で拾われた知人曰く「装備の持ち込みは絶対に許されなかった」と言ってました。でも、北アの山小屋への荷揚げヘリには、アイスクリームや刺身といった不要不急の食いものが結構な分量、積み込まれていたりします。

投稿: 熊次郎 | 2020年9月13日 (日) 07時38分

 救助隊にとって遭難者のザックは単なるゴミですが、山小屋にとってアイスクリームも刺身も重要な収入源ですからねえ(笑)。

投稿: みつやす | 2020年9月13日 (日) 08時08分

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