似て非なるもの
ちょっと前に仕事でやった930の集中ドアロックユニット。私の白骨号も不調だけど放置していたのでようやく修理することにした。
本当は昨日やりたかったのだけど、突発でオルタネータが狂ってしまったので今日に持ち越し。
半田を全部やり直して、トランジスタと抵抗を1個ずつ交換し、エミッタ・ベース間に抵抗が無いので表示ランプが安定しないという、設計的にどうかな?と思う部分を改造してお終い。
きちっと動くように成って気分が良い。でもナフコとかグッデイ行っても窓もドアも開けっ放しだからロックする事が無いなあ。
こっちは今日やった仕事の方。ドアロックユニットと凄く似ているけど、こちらは964とかのリヤスポイラーを自動で昇降させるユニット。
たぶん、930のドアロックユニットと同じ人が設計したか、同じチームが参考にして設計したと思われる。メイン電源もモータ出力もピン番号まで一緒。
LA6324Nは単電源も可能なOPアンプで4回路入っている。これが死んでいても代わりは沢山ある。
MC14538BCPは所謂4538でマルチバイブレータが2個入っているヤツ。車速がパルスで来るから2個のマルチバイブレータで高速と低速のアナログ電圧信号を作り、OPアンプで比較とかバッファとか増幅とかしているのかな?等と考える。
964とか993は車が無いので車体側に相当する回路を作った。エアコンユニットの時に痛感したけど、結局はこれが一番早くて確実に問題点を切り分け出来る。
切り分けの前に軽い障害発生。電解コンデンサが液漏れしていた。今回は基準用も含めて4台来ているのだけど、そのうちの3台に問題が。そして1台はパターンとかスルーホールの筒の部分が失われている。
まずはこの修正をしてからのトラブルシューティングに成る。これだけで治れば良いけど、1台ははっきりと違う故障だと症状が訴えている。
こっちは正常に動いているヤツ。良く見るとコンデンサの下に変な物が見える。
そう言えば午前中にやった自分のドアロックユニットも同じ様なコンデンサが使われていた。仕事なら予防的に交換するけど自分用なのでそのままにした。でも漏れては無かった。
どう考えても自分のドアロックユニットの方が古いけど、コンデンサの液漏れ問題は特定の時代だった様な気がする。と言うことは964の人は正常なうちに交換だけして置いた方が良いのかもしれない。
993なのか新型なのか知らんけど、そっちは内部がマイコン式で様式が違う。当然コンデンサの種類も銘柄も違うから助かるかもしれん。
| 固定リンク
コメント