黒マルチが嫌いな理由
今年から野菜でも作ろうと動き始めたけど、ビニールのマルチとか樹脂コーティングされた竹みたいな支柱を使いたくないなあ・・・と考えて居る。
環境とかマイクロプラスチック問題を大上段に振りかざすまでは無いけど、基本的にこの手の物はあまり好きじゃ無い。でも今の農業に於いて排除して栽培をする事は苦労が多いのも事実。
写真はうちの畑で、あちこちに黒マルチの残骸が散らばっている。両親が残したマルチをメチャ苦労して回収したけど、どうしても残ってしまうし、その前の段階で捨てるのが面倒なので鋤込んで有ったり!!するから。
樹脂コーティングの支柱も処分が面倒。プロが使うような鉄に亜鉛メッキのパイプなら廃品回収が持っていってくれるけど、樹脂コーティングのヤツはダメ。だから小さく切って燃えないごみに出すしかない。最終的には何処かの谷間に埋められる。これは正しい行為じゃ無い気がする。
お前が注意して処分すれば良いだろ?と言われそうだけど、自分の親や近所の耕作放棄地を見るとたぶん無理。最後までコチョコチョ作業をして、マルチと支柱と枯れた枝と雑草が生い茂った畑を残すと思う。
うーん、悩ましいなあ。マルチは無しでトライするにしても、支柱は何か要る。亜鉛メッキは高いし、竹を切ってくるには手間が凄い。でも何かをやらないとどんどん大きくなる。
ポット苗が順調なので、苗箱に残った苗を処分した。その際に根の張り方を定量的に見ておこうと思った。
移植トングで土毎取ったとしても、だいたい直径で30mmくらいの範囲しか保持できない。それ以外の根と土は痛むか捨てられる。
この比較写真で行くと中央がだいたい30mmくらいに成る。本葉が2枚出た位の状態。だいたいこの位で移植すれば根を傷める可能性が低いという事か。
他のヤツもやっていて感覚的に解ったのは、ナス科よりも瓜科の方が根の張り方が大規模という事。スイカとか本葉が1枚出始めたタイミングで30mmくらい張っていた。
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コメント
最近のマルチはすき込んでも数年で自然崩壊するものもありますが、何れにしてもマイクロプラスティックになるので、油紙でも使いましょう。昭和40年代前半の技術ですね。
根はかん水に含まれる酸素を追いかけて伸びますので、だらだらかん水すると、育苗箱の底やポットの底にとぐろを巻いて、老化して、ある日、根腐れしてダメになります。
”減水深”と言う概念がありますが、単位時間当たりの水の浸透する深さです。
きちんと、水が抜けた後に、かん水することで、根に酸素が行き渡って、しっかりした根張りの苗が出来ます。
投稿: なかざわかずお。 | 2020年5月 6日 (水) 21時22分
マルチと支柱はまだ悩んでます。そろそろ苗が大きくなって来たから決めないと。
減水深ですか、今は朝食のあとで1回だけ水やりをしているのですが、その量が多いのか少ないのか全然解りません。天気のよい日は夕方には土の表面が乾いている感じですね。
投稿: みつやす | 2020年5月 6日 (水) 21時49分