弱肉強食
夕方家に戻ってくると嫁さんが「もうダメ、もうダメ、もうダメ」と言っている。絶叫でもないし、泣き叫ぶ様子も無いし、放心状態でもない。でも何か有ったんだろうと台所を覗き込むと。。。
最初は解らなかった。でもよくよく見たらもらってきた魚の中から小さな魚のしっぽと顔が覗いて居た。ハハハ、確かに気持ち悪い。 もう手が動かんと言うので私が作業を替わった。「二匹食えてラッキー」と思わないと言うことは、まだこの地方では食糧難には成っていないという事だ。
自給率1%の東京が死ぬのは誰にでも解るけど、我が福岡県も20%しか無いから甘くはない。こう言うのは大丈夫と言っているヤツから死んでいくだけのシンプルな世界。 出刃包丁の先端が良く切れたからか、今日は割りと良い調子で三枚下ろしも皮挽きも出来た。私的には80点。
この魚はエマちゃんのお父さんから貰った「マトウダイ」と言うカワハギみたいな魚。ヒレの付け根にイガイガが付いていて痛いし、下ろした身が鶏のササミみたいに3個に裂けると言う変な性質が有る。
食べたら上品な白身魚で美味しかった。犬を飼っていると世界が広がるのは確かに有るなあ。
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