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2020年3月 3日 (火)

O2センサエミュレータ搭載

03031 ちょっと前の話に成るけど、試験用とか貸し出し用に準備している3.2L用DMEを改造した。
 改造内容は02センサのエミュレータを追加した事で、試験する車体にはO2センサが付いて無かったから苦肉の策。
 O2センサなんか外したら良いじゃ無いか?と言う意見も有ると思うけど、3.2LのDMEに関しては良くないと思う。

 回転数とか負荷によって違うけど、アイドリングとか軽負荷ではO2センサ信号によって燃料噴射猟が±10%以上変わる。そして3.2L用DMEではO2センサ端子には内部コンパレータの入力が1kΩ抵抗経由でダイレクトに出ている。
 さらに、エンジンルーム内でO2センサのコネクタは点火コイルの直ぐ下に位置している。O2センサの信号は0Vから0.9V程度の微弱な電圧出力だから、普通に考えてもノイズで噴射量が乱されて居るんじゃ無かろうか?と思うし、IC屋さんに見せると「何時壊れてもおかしくない、いやもう壊れている」くらい言われそうな構成。
 だから安定した試験をするには入力を0Vか0.9Vのどちらかに固定すれば良いけど、それだと安定はするけど「薄すぎる」状態か「濃すぎる」状態に固定と成ってしまう。だから理想的には1秒くらいの周期で0Vと0.9Vを行き来するパルスが欲しい。
 と言うことで、そのパルスを出す基板を追加してみたと言う話し。これでマップ上の噴射量を正確にトレース出来るように成る。当然ながらO2センサによるフィードバックは死ぬけど。

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