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2020年1月26日 (日)

面白い物が出てきた

01261 そろそろ平日は仕事もしないと行けない。と言うことで時間が取れる休日は片付けのスタート。遺品整理という言い方も出来るけど、多量の物を前にするとやっぱり片付けとしか言い様が無い。
 爺さんの時にかなり気合いを入れて片付けたので、今回は婆さんの物+α程度だと思う。とは言ってもパッカー車1台では終わらんかも。

01262 いつもの様に鬱に成りながら荷物を出していたら面白い物を発見した。「光安與三郎」の名が有る木箱で、中にお猪口セットみたいなヤツと、中身が入れ替えて有ると思われる別の木箱の二つ。2度の火事で古い物は全て消失したと聞いていたので、この物の存在を不思議に思う。
 「興」の字に見えるけど、戸籍と記載の年代から「与」の旧字で「與」、すなわち「与三郎」だと思われる。
 ファミリーヒストリー的に言えば、「光安与三郎」は私の曾爺さんで笠松村の村長をしていた人。でもこの人の父は光安性ではない、「与三郎」は脇野家の三男で父は「脇野彌三郎」。息子が生まれなかった光安家に養子に出された。
 脇野家は今の福津市に有ったでっかい庄屋で、筑前竹槍一揆で襲撃を受けた位なのでかなりの権力者というか憎まれて居たと思われる。ちなみにその家は今も残っていて、当時の刀傷なども確認できるプチ文化財。
01263
 2度目の火事はほぼ全焼したらしいけど、台所の骨組みだけは残っていて今もその黒く焦げた骨組みの下に天井を張って生活している。
 と言うことでその時の焼け残りという考えも出来るし、他の家に貸し出して居た物を返して貰ったと言う考えも出来る。
01264  こう言うのが出てくると嫌な片付けも少しだけ面白く成る。とは言っても楽しんで出来る程じゃ無いけどね。

 与三郎は村長にまでなったのだから、それなりに勝れた人物だったと思われる。男系社会で家を維持するには、出来損ないの息子よりも出来る男を婿養子が良いと考える好例だ。そう考えるとトヨタ自動車はヤバイと思うし、世襲をしてしまったスズキも劣化する気がする。
01265  これはちょっと前の脇野家。先祖捜しをしているときにストリートビューで見つけた。近所に脇野性は数件有ったのだけど、庭にバイクが何台も有って嫌な(笑)何かを感じた。そしたら正にここが先祖の脇野家だった訳。
 これじゃ我が家と変わらんじゃ無いか、歴史的な家も台無しだ。DNAの呪縛は怖いなあと感じながらも、2-3代でここまで劣化した自分たちが情け無い。
 ご先祖様御免なさい。

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コメント

沈金の重 や 代金の 五円なにがしとか
見てみたかったけど。
最後の バイクだらけの画像で わろた!!
遺伝子は 騙せん! と 言う事やんやな。

投稿: MASA | 2020年1月26日 (日) 23時18分

昔から聞いていた昭和26~28年くらいの
火事の時は、母屋は全焼したけど、
蔵は焼けなかったとの事。
お宝はほとんど母屋に有ったから
焼けてしまったけど、蔵に有った物は
焼け残ったと。
恒『だから今ある物は大した物はなかと』
と聞いてます

投稿: 従姉妹 | 2020年1月27日 (月) 04時39分

>MASA さん

 ね、遺伝子は怖いやろ。誰もDNAの二重螺旋から逃れる事は出来んのよ。

>従姉妹 さん

 伯母さんが住んでいた蔵は木造モルタル造りで中もモダンだったから、母家と同時期?に建て替えた気がする。昔の蔵はどんな造りで何処に有って中の物は何処に行ったんだろう?。
 近所の遠い親戚の話に依ると、代々鎗の師範で家には鎗が沢山有ったらしいけど詳細不明。
 与三郎は広大な田畑を売った金で村長になったという話しも有る(笑)。

投稿: みつやす | 2020年1月27日 (月) 08時12分

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