65点の本が好き?
「町工場」と言う言葉に釣られて借りてしまった本。鋳物工場の娘と結婚した婿養子が、色々やってみたら上手く行ったと言う内容。
たぶん同じ様な境遇で、同じ様な事を考え、同じ様な事をした人は沢山居ると思う。大きな違いは運だろうと思うけど、運以外の何かが有るかもしれん。そんな気持ちで読み進めた。
「男系社会」と言うシステムが良いのか?とか正しいのか?と言う話はおいといて、男系社会で家を守るには婿養子のシステムが正しいやり方だと思う。逆説的に感じるかもしれないけど以前から思っている。
昔の「家」は今で言う「法人」に近い側面を有して居るんじゃ無かろうか、若しくは政治家などの「地盤」だろうか。その「家」を守って長く続けて行くには優秀な家長=社長が不可欠。でも自分に優秀な子供が生まれるとは限らない。それを無視して自分の長男だけに拘ると、バカ息子が「家」を潰す結果に成る。
逆に、女しか生まれなかった時に養子を迎えるとする。すると婿として優秀な人間を選ぶ事が出来る。まあその「家」や「娘」の立ち位置でどの程度優秀な男が来てくれるかは解らないけれど、ハッキリと解ったバカ息子に任せるよりは良い結果が得られると思う。
今回の例は優秀で運も持ち合わせた婿が来てくれたおかげで、地方の鋳物工場が一躍注目を集める会社に成ったという話。
前半は実例を上げながらの話で面白い。でも後半はいかにもダイヤモンド社が出しそうなビジネス書的な纏めが入ってきて興ざめだ。そんな事は前半を見て読者が自分の環境に照らし合わせて感じるモンだろう?と思ってしまう。
まあ全体として65点かな。 ね、バスボン。
バイク 12km
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コメント
後半は、わざと間違えたのかな?
投稿: | 2019年12月 7日 (土) 15時52分
そうか!、100点取る人大嫌いでしたっけ。
投稿: みつやす | 2019年12月 7日 (土) 17時57分