五階級特進
婆さんの介護保険の見直しが来た。今までは要支援1だったけど今度は一気に要介護4だと!?。認定には地域差が有ると良く聞くけど、同一地域でここまで差がでると言うことは、認定する人によってかなりの違いが有るという事なんだろう。
認定の指針などを読んでみると、今回は要介護3くらいかな、でも前回で要支援1なら今回は要支援2にしか成らなかったり。。。等と考えて居た。これで何処の施設にも入れるパスポートを得たわけだけど(笑)、「4」も付いてしまうと「3」より割高に成ってしまう。などと現実的な事を考えてみたり。
今までの要支援1に関して、自分の気持ち的には要介護1くらいじゃ無かろうかと思っていた。病院とかデイサービスの人からも「(認定が)軽いですね」とか「再認定とか出来ますよ」と言われたことが有る。でもこう言うのには時間が掛かるし、入院とか環境が変わったら一定期間は認定作業が出来ない等ルールにも縛られる。それ以上に同じ人達が認定するなら変わらんだろうと言う諦めの気持ちも有った。
そんな中で先日は介護保険料見直しのニュースの中で、要介護3で一人暮らししている老人!が「これ以上負担が増えるとやっていけない」と言うのが流れていてびっくりした。こんな地域も有るんだ、この認定基準に放送側が疑問を感じない地域が有るんだ、と。そしたら今度は自分の所に降り掛かって来て、地域じゃ無くて認定の「人」や「タイミング」によって相当違うんだと認識した次第。
この問題は難しい。当事者はキツイしキツク無くても人生のモチベーションがダダ下がりになり、時間が読めなくて色々な事が停滞する。自分でもどうやったら良いのか解らないし、他人が困っていたらどう助けてあげたら良いのか解らない。ただ一つ解ってきた事は認定の「重さ」と「キツサ」は比例して居ないという事。
ウンコを食べるよりも左手に麻痺が有る方が良い(笑)認定が出るとか、要介護よりも要支援の方がキツイ等の意見を聞く事が有る。自分の身を振り返って見ると要支援1の時の方が要介護4で入院している今よりも格段にキツイ毎日だった。
要介護4を自宅で見る事が一番キツイのは誰にでも解るけど、自宅に「軽い」認定の要支援が居ることもそんなに「軽い」事じゃ無い。行政サービスを上手く使えとかデイを活用したら?とか言われても、行政サービスが始まるにはタイムラグが有るし、うんざりする手続きも有る。デイを使うには09:30に家を送り出して15:30に家で帰りを待つ生活が必要で、それ以外の時間は自分が世話をする事に成る。
たとえ週に1回で有っても、認定の手続きからデイが始まってその運用を続けていく事は大変な作業。私は中途半端な自営だから続いたけど普通のサラリーマンでは難しいと思う。実際に私の従兄弟は会社を辞めてパートに成って居た。
施設に預けろと言う話も有るけど、まだ元気な段階で肉親を施設に入れるのは精神的な抵抗感が有る。それに要支援1では元気な年寄りと同レベルの費用が必要になり、月に25万とかそんなレベルの話に成る。年に300万で10年生きられたら3000万だ(笑)。棺桶にフェラーリ入れて燃やせる位の家じゃ無いと、要支援の段階から施設は経済的にも難しい。
婆さんの人生最後のQOLが良い物で有って欲しいけど、その為には自分が何をやるべきか、行政とか国として進むべき方向は何か、そして本人の望む方向は何か、全てが訳が解らん。
バイク 12km
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コメント
超高齢化の進展は人間だけではありません。
将来に備えて、ちゃしろ君のことも考えておかないといけませんね。
うちは一時期、両目が見えなく自力で立ち上がれない15才小型犬(要介護2~3?)と、後ろ脚が不自由で歩行に補助がいる16才大型犬(要支援2?)の2頭飼いでした。介護保険も施設もないので、家中戦場の如くでした。私も中途半端な自営だからなんとかなりましたが、ピークの数ヶ月は精神的にも疲れました。
投稿: 熊次郎 | 2019年11月23日 (土) 06時08分
ちゃしろが先か私が先かと言う問題は置いといて(笑)。
確かに犬の介護も問題ですね。アイツは中途半端にデカイから大型犬に準じた機材と心の準備が要るでしょう。それと介護する側の心と体の健康か。。。
普通にしっかりとした生活が出来るように心掛けて生きたいと思います。
投稿: みつやす | 2019年11月23日 (土) 08時02分
11月14日に母が他界しました。
3時に起こされ15日葬式。
16日夜に呼吸困難で立てなくなり119しました。
飯塚大水害ころから介護が始まり介護5まで一人で20年掛かって両親を見送りました。
18日に病院に行ったら異常は見つけられず”うつ病”の薬をもらったら効きました。
1週間休養して役場に出向いたら発作で病院に!
一人暮らしで心の病は危険がいっぱいです。
今日お参りに来てくれた夫婦がいてかなり重い状態。
二人の兄妹は親に全く関心がなく経済と子育てに邁進してましたが母を見送り振り返ったら二人の配偶者は再起不能の病を得て1+1=0.5-0.7くらい、私より苦しくなっています。
人間は残酷です、自分より弱い人に気づいたら力が出てきました。
人間ドックを予約しこれから心療内科に通います。
余談ですが病院関係者からハニートラップを仕掛けられましたヤバい病院です、一人暮らしを脱出する方法を画策しています。
夕方ヤギが1頭生まれました。
投稿: kanecom | 2019年12月 2日 (月) 22時09分
長い間お疲れ様でした。私には想像も出来ない時間です。ただただお疲れ様でしたとしか言えません。
気が張っていた部分がぷつんと切れて自分の気持ちが表に出てきたのでしょうか。月並みですがゆっくりして心と体を休めてください。こんな時にヤギは良いですね。
我が家の方は心臓が弱ってきて身体にむくみが出ています。先のことは誰にも分かりませんが、年の単位では生きられない気がします。父親に続いて母親も正月に葬式??とか有るかもしれません。
投稿: みつやす | 2019年12月 3日 (火) 08時30分