« 本物志向 | トップページ | ブレーキオイルは嫌い »

2019年11月11日 (月)

自叙伝としてなら面白い

11111 婆さんの事もあり、題名に吊られて借りてみた本。車いすのオッサンは知らんけど、オバチャンの方は「あの人」だ。
 主な内容は老人福祉では無くて障害者福祉だった。表紙を見れば方向性が解りそうなモンだけど、婆さんとの日常が有るので勝手に高齢者福祉と脳が判断していた。
 障害者福祉の方向性について二人の対談形式で話が進むのだけど、福祉の話よりも二人の生い立ちに多くのページが割かれている。これは本題では無いはずだけど、何となくそっちの話の方が面白いし、この本に関しては二人の今を知るには過去を見ておく必要が有ると思う。

 車いすのオッサン本人は知らなかったけど、彼の会社に関しては何かで紹介されているのを見た記憶が有る。もしかしたら同じ様な事をしている別の会社だったかもしれない。
 簡単な所だけやって偉そうな顔すんな、的な批判を受けた事が有ると書いて居るけど、確かにそんな雰囲気を私も感じた。でも物事は簡単で何とか成りそうな部分から始めるモンだと思う。彼の後を追いかけて、彼を追い越す人が必要とされて居るんだろう、私では無いが(笑)。
 村木さんに関しては、仕事もできるし会って話せば面白いオバチャンなんだろうと思った。ただ「日本の子育て世帯は年収700万以上有るはずです・・・」なんて言葉か簡単に出てくる所に官僚の残渣を感じてしまう。
 政府が上手に纏めた統計データはそうかもしれんけど、助けを必要としているのはもっとずーっと下の方。その話の中で700万以上の例を出すセンスがよく解らなかった。
 二人の生い立ちは興味深いし、結果を出しながら活動している人の話は面白い、借りて後悔はしなかった。石積の本は実用的にな部分に必要性を感じたので、自分用に別途買うことにして注文した。

バイク 12km

|

« 本物志向 | トップページ | ブレーキオイルは嫌い »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 本物志向 | トップページ | ブレーキオイルは嫌い »