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2019年11月 3日 (日)

太く短く

11031 またまた3.2LポルシェのDME修理。まあこの形式しかエンジンエミュレータが無いので対応できないから仕方ないのだけど、次の964位まで対応出来たら仕事の幅が広がるのになあ。。。と思いながら作業。

 車両の12V系から5Vを作る部分、理由は解らんけどディスクリートでツェナーとトランジスタを組み合わせた基板と、三端子レギュレータを使った基板が有る。前者が初期型で後者がコスト改善柄だろうか?。
 その三端子レギュレータの出側に付いているのが100uFのタンタルコンデンサ。タンタルはショートモードの故障だから重要部に使っちゃダメという話を聞くこともあるけど、BOSCH様は気にしないのだろう。実際にこの部分を100uFの電解コンデンサとセラミックコンデンサに入れ替えて見ても、少しだけタンタルの方が波形が綺麗だったりする。
 で、ここに使ってあるのは米粒に脚が付いた様な形状のタンタル。でも最近はこの形状で100uFもの大容量のヤツが入手性が悪くなってきた。チップだと簡単に買えるのだけど。
 と言うことでチップを試しに付けてみたわけ。そしたら米粒型のタンタルよりもほんの少し出側のヒゲが減った。これってリード線の分だけインダクタンスが減ったおかげだろうか?。それとも35年も前の部品よりも今の部品の方が基本性能も劣化具合も優勢だからだろうか。
 どっちにしても少しだけど明確に差が確認できるので、今後はチップをパターンに実装する方向で行こうかなと考え中。入手性の問題も有るし、BOSCHの設計者が生きていたら「性能が良いならそっちを使うべきです」と言う気がする。

バイク 12km

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