930のヒータは複雑すぎる
ポルシェ930のヒータブロアとブロア用リレー。既に分解されているのは両方とも不具合が有ったから。
何回か書いた記憶が有るけど、930のヒータ系は複雑。私は自分の白骨号のヒータを完調にするまでに1月近くかかった。大半は構成を解明して理解する部分の時間なので、今なら純粋な作業時間だけで処理できる。でも機能の割りに面倒なのは事実。
まずはエンジンルームのモータがヤワというか環境が悪すぎるというか、そんな感じの原因でシャフトの軸受がガタガタに成る。それに同期してロータと界磁磁石が接触して物理的な大破への道を歩み始める。
単純なモータのオンオフと3速制御なのに、リレーがメチャ面倒というか凝った構造に成っている。さらにメインモータが回って無いと足元のアディショナルブロアが回らない。「回っている」の判断には、単純な電圧印加では無くて電流をリードスイッチで検出するという懲りよう。これはたぶんアディショナルブロアだけが回ってしまうと、暖気調整弁から外の冷気を強制出来に吸い込むからだと思う。だからメインブロアが回って排気熱を調整弁廻りまで圧送している状態を確認したかったんだと思う。こうやって文章で書いても、所有者で悩んだ人しか解らんと思うけど。
アディショナルブロアの回転数は自動温度調節とは全く別で、温度調節つまみの位置だけに関係している。大半が「弱」で最後の方で「中」に成り、最後の1コマだけ「強」の制御。
自動調節は単純な温度制御だけど、センサの位置が悪いのか制御が悪いのかイマイチ落ち着きが無く何時も「ジジ」「ジジ」と微妙に動き続ける。
そしてその動き続けるサーボモータだけど、これのロッドが壊れやすい。純正はメチャ高いので私はRCカーのタイロッド部品を使っているけど、これだと中間の左右ネジのロッドを自作する必要が有る。トータルで高いか安いかは微妙なところ。なんでも自分でやってみたい人に取ってだけ意味がある。
ああ、どうでも良い事ばかり書いて疲れた。
バイク 12km
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