スイッチも疲れる
空冷ポルシェのアイドル検出かフルスロットル検出か知らんけど、たぶんスロットルバルブの位置を検出する為のマイクロスイッチ。
交換依頼が来たので交換するけど、ストロークが短いし防水の耐環境性が必要なスイッチで割高で入手が難しい。でもボッタクリの弊社(笑)へ依頼が来るという事は、純正品のAssyを買ったら凄く高いんだと思う。
単体で見たら良く解らんけど、こうやって新旧を比べるとスイッチの突起部分がへたってしまっている事が解る。一応はカチカチ音がしていたし、数Ωが残りながらもかろうじて動作はしていた。でもこれじゃあ動作が不安定だったり、セッティングが凄く難しいと思う。
こっちは同じく空冷ポルシェのCDI修理。いくつかの種類が有るけどこれは6ピンタイプと呼ばれている型式で、コネクタの端子数が6個有る。
このタイプはデスビ内にコイルと磁石と鉄片を使った無接点式のセンサが入っていて無接点化されている。違う型式だとポイント式のCDIだったりするけど。
これはジャンク品を入手したお客さんからのO/Hと言うかリフレッシュ依頼だけど、確かに全然火が飛んで居なかった。特筆すべきは点火用コンデンサの容量が17pFしか無かったこと。ここまで容量が無くなったコンデンサは始めてだ。
取りあえずこれは今風のフィルムコンデンサに交換し、その他の制御回路もリフレッシュに相応しい作業をしていく事に成る。面倒だけどこの手の作業は面白くてモチベーションが維持できるから好きだ。
バイク 12km
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