まだ普通のコイル使ってるんですか?
時間が無いので結果だけ書いておこうと思う。マッハのCDIがほぼ完成したので、CDI用コイルとポイント点火用(≒トランジスタ点火用)コイルの違いに関して簡単に。
比べるコイルの1次側仕様は、CDI用が0.480Ω/193uHに対して、ポイント用は4.01Ω/6.23mHと言う2種類。1次側の直流抵抗とインダクタンスが支配的なので、2次側とかプラグに関しては割愛。取りあえず2次側も同じ条件にしてある。
1Aが10mVの電流プローブを使って測定。テクトロだけど安物なので周波数特性が怪しい。でもコイル抵抗が1Ω以下の世界なので、電流検出抵抗を入れるよりは良いかな?と思って試験強行。結果としてそんな心配をする必要が無いくらいの差が確認できた。
まあ、電気の基礎をきちんと勉強した人なら、スペックを見ただけで予想は出来たと思う。でも私は素人なので確認するまで信用できないし、電気のプロ?から「普通のコイルでもちゃんと動く」とメールを貰った事が有るからちょっと意地になっている(笑)。 BOSCH製のポルシェ用CDIコイル。今の時代に安定して入手出来て、400Hzくらいの入力にも耐えられるコイルはこれしか知らない。
ピーク電流は57A~61Aくらい流れている。ピークまでの立ち上がり時間は10usくらいか。 こちらはヤマハのポイント用コイル。ピーク電流は12A位だろうか。ピークまでの時間は50usくらい。電流プローブの性能を論じるまでもなく、明らかに電流が低くて立ち上がりが遅い。まあ、直流抵抗もインダクタンスも桁が違うんだから当たり前。
トランジスタ点火用だと少しだけマシに成るけど。CDI用と大きな差がある事に変わりは無い。
これでもあなたはCDIにポイント用コイルやトランジスタ点火用コイルを使い続けますか?。と言う話。
バイク 12km
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コメント
「普通のコイルでもちゃんと動く」とメールしたのは私じゃありません(笑
私も電気の基礎は勉強していませんが、そもそも両者は伝達方式がフライバック式とフォワード式の違いだと思います。当然、特性の違いは明らかだと思います。使いませんに一票です。
投稿: riki | 2019年8月28日 (水) 23時03分
「元プロ」の人らしいですが、rikiさんとは違っていたかもしれません(笑)。
調子の良いエンジンの要求電圧とか点火エネルギは意外と少ないので、「差がない」事も有ると思います。でもそうじゃない状況も時々発生する訳で、「元プロ」がそんな認識で良いのかな?と思うし、それなら回路側も何でも良いんじゃ無いの?と言う気持ちが湧いてきますねえ。
投稿: みつやす | 2019年8月29日 (木) 07時39分