最初にしては上出来
インバータの基礎実験、AC出力がHブリッジの入力電圧に大きく依存してしまう不具合を修正しようと考え、トランスを使って出力波形をフィードバックするやり方を思い付いた。
制御は左上のPIC12F629を使ったバカらしいプログラム。右上の2個はFETのドライバでIRS2108。下が出力を絶縁してPICに戻す為のトランスとダイオード。
たったこれだけの回路だけど、他の事の合間にやっているから3日くらいかかった。
ヒートシンクに載っているのが入力コンデンサと4個のFET。下が出力フィルタのLとC。数百Vの実験にしては危ないなあ。
Hブリッジの入力電圧が50Vの時。
同じく100Vの時。
150Vの時。理論値の141Vを超えているので綺麗な?正弦波に成っている。
200vまで上げてもピーク値は上昇せずに波形も崩れない。入力コンデンサが200V品なのでここで止めた。最初にしては大成功だと思う。
PIC12F629にはAD変換が無いし、もし有ってもそれを見てデューティー比を修正したりしていたら能力的に間に合いそうに無い。そこで基準電圧とコンパレータを使って波形を作ることにした。
この場合の基準電圧は4ビット、すなわち16段階の電圧しか作れないから結果が心配だったけど、それっぽい波形が出てきたしフィルタのチューニングの方が重要な感じ。取りあえずこれで行ってみようと思う。
この方式が上手く行けば、私がネットやら書籍で調べたどの方式よりも単純な回路とプログラムで済む。あくまでも16段階の「正弦波」を許容できるという前提だけど。
バイク 12km
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