ちゃしろ レーサーになりたかった犬とある家族の物語
先日借りてきた本の2冊目を読み終えた、犬の本で「The Art・・・」の方。なかなか面白い。そして借りるときに感じたように、要所要所で涙がポロポロ出て来るから人前では読めない。人間の悲しい話はどうでも良いけど(笑)、犬の話は嬉しくても悲しくても駄目だ。
ストーリーは面白い。散りばめてある車や犬の話も的確で興ざめするような事は無い。カーブで限界を超えた時、アクセルを弛めずに軽くカウンターを当てて堪える件がある。大抵の本はここで終わりだけど、この作者は次に増大した旋回半径と戦わねば成らない・・・と綴る。
ラブラドール系の雑種で有る主人公?が、股関節形成不全に悩まされる辺りもウンウンと感じてしまう。純血種の遺伝病は良く聞く話だけど良く考えたら変な話だ。自然をベースに考えれば、「狼」が元祖でいわゆる「雑種」がその次に来て、その枝葉の先に盆栽みたいな「純血種」が有るわけだから。
だから「純血種」に遺伝病のリスクが高い訳じゃ無く、過度な盆栽行為を繰り返し過ぎて不幸な犬達を製造してしまいました、御免なさいと考えるべきだろう。
イブ役にアマンダを選んだ監督の人選にも賛同したい。でもこの本の出版社には異議がある、この邦題は駄目だろう?。もうちょっと原題を生かした方向で、気の効いた邦題が思い付かなかったモンだろうか?。
アマンダの映画が公開され、日本でもそれなりにヒットし、イマイチ人気のない大型の保護犬に注目が集まったりしないかな、などと眠そうなちゃしろと話して来た。
バイク 12km
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