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2019年6月 6日 (木)

キツイ本だ

 来るかな?と思っていた基板が来なかったので、何となく別の仕事をせずに先日借りてきた本を1冊読み終えた。内舘牧子の「終わった人」の方。
 なかなかキツイ本だ。借りた日に書いたように私は定年も無いし、挫折するようなエリートでも無いし、プールの受付嬢と食事に行く事も無い(笑)。
 でも年代的にドストライクの内容だから結構堪える。じゃあ本とシチュエーションが相当似ている妹夫婦はどんな感想を持つだろう?。読んだ方が良いかな、読まない方が良いかな、ベストセラーらしいから既に読んだかな。。。そんな事を思って読み進めた。

06061 新しく見直したインバータ回路とソフト。叩き台として公開しておこうと思ったけど、このブログでソースファイルを公開する手段が良く解らん。仕方ないから考え方だけでも説明を試みてみようと思う。
 最初に作ったのは単純で、2個のポートからデューティー比が正弦波に成るようなオンオフ波形を出しているだけ。具体的にはポート1から「オフ・オ・オ・オン・オン・オーン・オーン・オン・オン・オ・オ・オフ」見たいな信号を出してHブリッジの右上と左下の素子を駆動する。次にポート2から同じ波形を出してHブリッジの右下と左上の素子を駆動する事を繰り返すだけ。
 凄くパカッぽいから誰にでも直ぐに出来るけど、完全な出しっぱなしのオープンループなので入力電圧とか負荷の状態に出来上がった波形が大きく左右される。これを改善しようと悪あがきしたのが今回のやり方。

06062  使っているPIC12F629にはコンパレータと基準電圧を作製する機能が有る。そこでその基準電圧を正弦波テーブルから拾って来た数値で順に作っていけば良いと考えた。縦横の分解能が十分に小さければこの波形は綺麗な正弦波に成るから。
 そしてこの基準電圧をコンパレータの片側端子に入れて、もう一方の端子には出力電圧を入れて比較する。出力電圧の方が大きくなったらHブリッジの駆動をオフにすると言う仕組み。これを或る程度以上の細かさで繰り返せばそれっぽい波形になるだろう。
 横軸は60Hzを256分割すると15.36kHz。若者だと聞こえるかもしれんけど私には聞こえない周波数だし、パワーモジュールの動作周波数的にも高すぎも低すぎもしない良い感じ。このタイミングはTIMER0と割り込みで作ったらよい。コンパレータの結果はやることが無いのだから何回もグルグル回って見ておこう。たったこれだけ!?。
 高さ(電圧)的には16段階しか無いので荒くなる。これは今のPICのハード的な制限なので仕方ない。でもプラマイの振幅で見ると32段階なのでまあ許容範囲かも知れん。
 まあ、こんな感じで作ったのが今回の回路とソフト。いずれも全部の部品が秋月電子の通販で手に入るので、暇を持てあましている電子工学の学生さんは遊んでください。

バイク 12km

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