ちょっとだけ似ている
テスラの本を読み終えてホリエモンの本を読み始めた。予想はしていたけどイーロン・マスクとはかなり違う。確かに凄い人だけどイーロン・マスクの時に感じた「違う種」という感覚は無く、同じ種だけど凄く優秀な個体と言う感じ。
そう感じる一番大きな原因はホリエモンと自分にいくつかの共通点を感じたからかもしれない。国が違うというのは有るけど、それを除外してもイーロン・マスクに共通点を感じる事なんか全然なかった。でもホリエモンにはすこしだけ有る。
彼は百科事典を読みふけって小学生の頃は授業が退屈だったらしいけど、私は両親と叔母が教師だった関係で家に見本の教科書が沢山あった。それを読みふけって居たせいで同じように小学校の授業が退屈だった。
運動が苦手で、同級生と話が合わず、時に暴力的に成ってしまう部分も似ている。私は小さくて気弱な癖によく喧嘩をしていて、最後の喧嘩では相手を廊下のガラス窓に叩き付けて流血騒ぎを起こしてしまった。それ以降喧嘩はしてないけど、最後は暴力的な手段に訴える思考回路が近い。
でも中学・高校と進むに連れて本当に賢い人と凡人(笑)の違いが出てくる。私も中学までは賢いと言われて居たけど高校で凡人が顔を出して良く居る少年に落ち着いた。数学と物理だけは興味が湧いた問題を解いて居ただけで、当時の旺文社模試で100番だったか200番だったか名前が載るか載らないくらいの成績が取れた。でもそれ以外の教科は全く興味が湧かずに授業が苦痛で、社会なんか赤点を取って居たくらい。
そのあとは加速度的に違いが増してきて(笑)、彼は東大に行ったけど私は某私学に入るのがやっとだった。まあ理数以外に赤点が有るようなヤツが当時の多教科入試で国立一期校に受かる可能性は無かった。
さらにその後でもホリエモンと面白い接点が有る、それは卒業後に就職した会社。私が入ったのは「日産ディーゼル福岡販売」の整備課で、トラックやらマリーンエンジンの整備をする所だった。大卒なのに整備工?とよく言われたけど、学生時代にグライダーばかり乗っていた私に選択肢は無かった。
で、ホリエモンの父親もまた「日産ディーゼル福岡販売」の整備課で働いていたわけ。住所的に営業所は違うと思うけど、年齢的に同じ時代を同じ会社で過ごしていた計算に成る。なんか面白い。
まあ、それだけだ。もし私に彼と同じだけの学力が有ったとしても、彼と同じくらいの東京志向とか、金持ち志向とか、向上心的な物が希薄だった。だから同じ道は歩んでいないと思う。人生は面白いなあ。
そしてホリエモンと少しで有っても共通点が有ると言うことは、彼のロケットが火星に行ったり垂直に離着陸する可能性は限りなく低いという事だろう、ハハハ。
バイク 12km
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