繊細すぎた
太陽電池とリーフバッテリの制御システム、ふと電圧計を見ると400Vを超えて410Vwを超える位まで行っている。こりゃヤバイ、単セル電圧が4.3Vくらいに相当するから過充電だ。
電池電圧を抵抗で1/20に分圧してOPアンプに送っているのだけど、その電圧が5Vくらいしか無い。本来なら20Vくらい出ている必要があるのに。だから制御回路は電池電圧がまだ低いと判断して太陽電池をカットせずに過充電に成る。
その原因をさらに見ていくと、なんと基板とICソケットの部分の絶縁不良が原因と解った。古いICソケットを外して基板をドライヤで乾燥させ、新しいICソケットを付けたら治った。
これは古いベークか紙か解らんけど安物の汎用基板だ。さらに実験段階だからコーティングとかせずに屋外設置している。制御ボックスに入れているとは言え、結露とか十分に考えられる。
さらに問題なのは分圧している抵抗の値。22kΩを20個使って400Vを1/20にしているから、抵抗に流れる電流は僅かに0.9mA。これは抵抗の発熱とかを考慮して少なめに設定したけど、あまりにも少なすぎたみたいだ。
今の消費電力は1個あたり0.9x20=18mWとなる。使っている抵抗は1/4W(250mW)のタイプだからもう少し流してみるか。50mWか100mWに成るくらい。抵抗の交換は面倒なので取りあえずはコテコテにコーティングして置いた。
機械物でもそうだけど、あまりに精密すぎる機構は実際の現場で上手に動かない事がある。実際の現場には様々な外乱があり、それに対して精密・繊細な回路や機構は弱すぎると言うことだろう。電気的にはインピーダンスが高すぎると表現するのかな?。
バイク 12km
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