FETの二機がけ
半導体式DMEリレーで、何が原因か解らないけど不具合が有ったので対策品というか原因を見極める為の代品を作ってみた。
症状としては2ヶ月ほど使った頃、キーをオフにしても燃料ポンプが回り続ける様に成ったとの事。オリジナルの接点式に戻したら治るらしいので半導体式が常時オンに成っている可能性が高い。
この回路は今までに100個までは行かないけど50個以上は出ている回路。把握できる修理工場経由が多いけど把握できない個人への販売もそれなりに有る。そう言う状態で初めての話なので、もしかして車両側の消費電流が過大なのかもしれん。でも色々な可能性を考える必要が有るから対策品の製作。
最初は同じ物を送ろうとしたけど、それでは車体側の電流が過大で有った時に同じ事の繰り返しに成る。簡単にできる対策としてポンプ回路のFETを2個並列にしてみた。これでピーク電流は2倍くらいまで上昇した事に成る。熱的には変わらないのでこれでいけるならピーク電流の問題。これでも駄目なら長期間の放熱の問題と切り分けが出来る。
まあ遠隔地でユーザーに依頼しての作業なので少しだけ不確定な要素は有るけど、メールの遣り取りをした感じでは良く解った方と感じたのでお願いしてみよう。
このリレーが制御するポンプだけど、BOSCH製のタンク外に付く燃料ポンプ。形は一緒でも色々な仕様が有るし、いまは見た目だけ巧妙に作られた偽物まで有るらしい。さらにブラシ式の直流モータなので、不具合や負荷によって電流はナンボでも上がる。
原因が解ってもどういう対策にするか、長期的に何処まで対応できる製品にするか、その辺りはトラブルシューティングとは別の難しい問題が有る。
バイク 12km
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