電解液の破壊力は凄いぞ
大昔のバランサの記事のコメント欄で遣り取りした方の基板。パターンと部品から電源ピンとか概略の回路を想像し、CVCC電源を繋いで電圧を印加して行った。そしたら5Vも行かないうちに数百mAとあり得ない電流が流れて調整だけで終わるパターンは却下された。
良く見ると電解コンデンサが液漏れしており、基板だけじゃ無くて多回転VRの側面とかもビチャビチャ。試しにコンデンサの容量を測ってみると、22uF表記に対して20PFも無かった。
どうして電流がこんなに多いんだろう?、唯一使ってある4回路のコンパレータが死んだかな?と思って良く見ていくと、100nFくらいのチップコンデンサ周辺が茶色っぽい。試しに外してみると両端の電極が簡単に崩壊し、基板が薄く焦げてパターンが片方だけ剥がれて居た。これは我が家のポンプと同じ事で、電解液が滞留したり染みこんだ部分が中途半端に導通して発熱したと思われる。
もう一つはスリットの有無を検出するLEDとフォトトランジスタ部分。Assyで外して試験しようとしたら、フォトトランジスタが3個とも崩壊してしまったではないか、電解液の破壊力は凄いな。
これはもう互換品を探すしか無い。単純なオンオフだから何とか成るだろう。ホルダの形状が合わないかも知れないから、ホルダ側を少々加工する必要が出るかもしれんけど。
LED側は基板から浮いていたので電解液の攻撃は受けていない。実際に通電しても光っているのが見える。目視では見えないけどデジカメでは見えるので、たぶん赤外だと思う。波長までは解らんけど適当に見繕って小型のフォトトランジスタを3個探して来れば何とか成りそう。
でも、問題はここ以外の部分が正常かどうか。まあその辺りは自分の運を信じるしか無いし、もし運が無ければ自分の粘り強さを信じるしかない。そしたら修理できる確率が少し上がる。
もう一つ不安項目がある。それは小基板のコンデンサが液漏れするなら、メイン基板のコンデンサも同様に液漏れしているかも知れない事。まあ物事は気にしだしたらきりがない。緩く生きよう。
バイク 12km
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