それっぽい波形が出てきた
白骨号のインジェクタを交換してから、インジェクタの駆動に興味が湧いてきた。そしてBOSCHのDMEの内部を見ていったらBOSCHのやっている事が解ってきた。そこで自分なりに駆動回路を作ってみようと考え始めた訳。
BOSCHと同じ方式は少し難しそうなので、最初は2個の抵抗を使う方法を思い付いた。詳細は1日で書くのは面倒なのでポツポツ書いていこう。取りあえず結果だけ。
パワー素子は2個で電流制限と電流検出用に抵抗が2個。制御は4回路NANDが1個と小信号用トランジスタが3個だったか。
上から、インジェクタ電流。
メイン駆動トランジスタのコレクタ電圧。
CPUからの駆動信号(負論理)。
最初にガッと電圧を印加して、急速に電流を流して瞬間に開弁させる。
次に無駄を無くす為に保持電流まで電流を落とすけど、その時に逆起電力を上手にやり過ごす。今回は保持電流まで抵抗で落として居るけど、最終的にはPWMで落としたい。
最後は保持電流をゼロにして閉弁させるけど、この部分はフライホイールダイオードとか使うと締まりが悪くなるのでピシャッと締める。すると逆起電力がピッと立ってしまうけどしかたないからアバランシェ容量の大きな素子で耐えて貰う。
突っ込みどころが満載で、電流制限を抵抗でやっているから効率が悪い。格好良くない回路だけど電流波形だけはそれっぽい波形になった。少なくとも初期の日本車の様に外付け抵抗で誤魔化すやり方よりはスマートだと思う。
1970年代のデンソーの社員も同じ様な事をやっていたのかな?とか考えながら、寒い作業場でゴソゴソやるのは割りと楽しい。
バイク 12km
| 固定リンク
コメント