発電と点火を纏めて書いておこう
車の電装ネタが溜まって来たので、適当に写真メインで載せていって消化してしまおう。
苦労したオルタネータはテールBrg.の樹脂ホルダも崩壊していた。でもこれは作業者のせいじゃ無くて設計とか材質の問題だと思う。今までに何回も経験しているから。
今後のヤツは全部POMかMCナイロンで削り出しの部品を作って交換しよう。新品も売っているけど同じように熱可塑性の樹脂だとじきに崩壊する。原因は別とは言っても、お客さんとしてはO/Hの1-2年後にホルダが崩壊したりしたら気分が悪いだろうから。
白とか青は目立つから、素材は黒のPOMが良いかもしれん。
ポルシェのCDIを仮組した。これはトランスもゼロから作ったヤツ。使ったのはケースくらいで、ここまで製作出来るように成れば怖いモンは無い。
まあ今回に関してはプリント基板も流用したけど、これは次回にでも今風のエポキシ両面基板を作ろう。回路とパターンはオリジナルを尊重して同じ雰囲気で。
ちゃんとBOSCH製のCDI用コイルで試験した。見た目は腐っているけど(笑)中身は生きている。
こっちはヤマハのバイク用イグナイタ。自分用じゃ無いよ、仕事。
このお客さんはメチャ解った人で、ピックアップコイルとかストライカとか装着時の写真とか、ぜーんぶ送ってくれた。特にバイクはピックアップ廻りの方式が千差万別なので、イグナイタだけ有っても簡単には解析できない。でもこんな話が通じるのは自分でも或る程度の作業が出来る解った人だけなのよね。。。
上が1-3気筒で、下が2-4気筒。たぶん。ちゃんと動いている。
ピックアップコイル代わりに疑似信号を入れて進角の具合を見る。下の黄色パルスの立ち下がりが低速時の基準で、別の言い方をすればアイドリング時の点火時期。
上の赤がコイルの通電状態。立ち上がりが点火の瞬間で、この画像では黄色の立ち下がりと同じタイミングで点火している。
回転が上がってフル進角した状態。下の黄色パルスの立ち上がり部分で点火している。この間が進角幅に相当する。
ストライカの幅とか実車の進角幅とかを調べてみると悪くない範囲に収まっている感じ。
と言うことで、まあ基本部分は動いていて良かった。
ラン 5km
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コメント
XJ か CBX400用かな??
投稿: MASA | 2018年10月 7日 (日) 22時47分
たしかXJ400と言う話だった。これは樹脂とかガラス片が充填されてないからいいね。
在庫が無くなったら再生産しない癖に、樹脂で固めて修理を拒むメーカはクソみたいなヤツらだ。
秘密の回路と供に、使い捨て文化の腐海に沈んだらいいと思う。
投稿: みつやす | 2018年10月 7日 (日) 23時05分
もう本当に怖いものないですね。凄いです。
ところで、前に作ったTXなどに使う2コイルの
イグナイタは販売されているんですか?
投稿: riki | 2018年10月 7日 (日) 23時37分
2コイルタイプは自分用にしか作っていません。1コイルタイプは基板を起こしたので販売するつもりですが、売るならケースも要るよな・・・と思ってその段階で止まってます。
パターンとか配置が最適じゃ無い試作基板、謎基板としてヤフオクで売りますかね。
投稿: みつやす | 2018年10月 8日 (月) 07時11分
謎基板。
出す時は、予告と検索キーを是非お願いします。
自分も自分用は予備も含めて足りていますが
謎コイル+謎基板で遊んでみたいです。
投稿: riki | 2018年10月 8日 (月) 07時41分
某蚤の市で買い求めた、アナログ・オシロ程度の知識で、復習しました。下から2番目の画像で、エンジン回転数は、1000rpmと推定。画面上の情報から、横軸は、10ms/divと推定。もしも、合っていたら、奇跡でして。外れても、そんな者ですぅ(o^-^o)
投稿: ラモ | 2018年10月 8日 (月) 17時08分
下から2番目は横軸1目盛りが1msです。ストライカのプラスのパルスとマイナスのパルスの間隔が4ms程度で、赤線の下に落ちている時間=ポイント閉の時間=ドエルタイムが5.2ms位ですね。
この画面からは1サイクルの周期が解らないのですが、私は50ms=20Hzだと知っています(笑)。
このストライカはクランク軸に付いていますので、20Hz*60=1200rpmが正解でした。
投稿: みつやす | 2018年10月 8日 (月) 18時22分