プチCDI祭
この2週間ほどBOSCHのCDIが続けて入っている。いくつか面白そうな話が出てきたけど、書いても仕方ないような気もするし書くのが面倒に成ったので(笑)簡単な紹介だけ。
これは基本部分に問題がないヤツを、温度を見ながら6000rpm相当の信号で6時間ほど連続運転している所。
ルマンに出る訳じゃ無いから、6時間も試験しておけば大丈夫だと思う。でもトラブルって意外な所で出るから何とも言えんなあ。
こっちは別のヤツ。一緒に入ってきたコイルに少々問題有りだった。黄色のルーカス製のコイルの抵抗を測定してみると、1次側が3Ωくらいと高かった。良く見てみると「ポイント式で外付け抵抗を使わないシステムに使えよ」と書いてあった。3Ω有って当然だ。
ポイント用のコイルをCDIに使っても火花が出て動くけど、微妙な所で違いが出てしまう。1例として過去に書いた事が有るけど、アーシングとかノロジーとか試す前に、CDI用のコイルに交換をすべきだと思う。
3ピンタイプはポイント入力用なので試験には接点信号が必要。連続試験の時にメカ接点とか実際のデスビを回したりしたら大ごとなので、信号発生器にオープンコレクタのアダプタを付けて誤魔化して試験している。
放電用のコンデンサ電圧はこんな感じ。8ピンのCDIは毎回同じ電圧まで充電されるけど、3ピンと6ピンはDC-DCコンバータであらかじめ高電圧を準備するタイプ。だから低速だとフル充電されるけど、高回転に成るとフルまで充電されずに放電タイミングが来てしまう。
とは言っても高回転時はプラグの温度も高くて要求電圧が低いし、PORSCHEとBOSCHの技術者はそこまで見越してDC-DCの特性を設計していると思うので、まあこの辺りが落としどころなんだろう。先人達が作り上げて来た物は勉強になる。
ラン 5km
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