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2018年7月26日 (木)

少しずつ真っ当な大人に

07261 以前から気にはしていたのだけど、先日から溶接をしたりうまく行かなかったりする過程で自分のいい加減さが明確に自覚でき、溶接棒の管理をちゃんとやろうと心に誓った。
 使用前に乾燥機で乾燥させろとか色々書いてある溶接棒なのに、私は購入時のまま紙の箱に入れた状態で棚やら床に置いていた。「乾燥なんかしなくても溶接できる」と言う鉄工所のオッチャンは沢山居ると思うけど、彼らは私よりも格段に技量が上。多少の不具合は経験と技術でカバー出来る。
07262  それに対して今の私は酷く未熟な訳で、そんなヤツが紙の箱から湿った溶接棒を取り出して「うまく行かない」とか言っても説得力が無い。取りあえず天日干しして密閉できる容器に保管しよう。

 ちゃしろの散歩から帰って庭に溶接棒を並べた。そして塩ビ管を使って密閉容器の様な物を作った。ここまでは順調で直ぐに終わった。朝でも日差しは強く、溶接棒の端から乾き始めたのが解る。こんなに湿った状態でうまく行くわけ無いわ。
07263  溶接棒は1日中干しておいて夕方に取り込んでケースに入れた。その際に掴む部分の錆が気になった。大して影響は無い気もするけど、溶接中の電流とか要求電圧がフラフラ変動する要因に成り得る。
 チャンとした大人に成ろうと決めたばかりなのを思い出し、グラインダにワイヤブラシのホイールを付けて1本1本削ってから収納した。
07264  夕方から始めて嫁さんがちゃしろの散歩に行き、帰ってくるまで延々と磨き続けた。2時間弱くらいかかった。でも少しだけでも真っ当な大人に成れた気がして気分が良い。

 気分が良かったので夜になって溶接の練習を少しだけ。最初は1mmの突き合わせ溶接。溶接棒はZ-44の2.0mmを使ってみた。最初と最後に穴が開いてしまった。途中は汚いけど取りあえずくっついて居る。1mmの板でぶっつけ本番なら、まあ・・・良いか(笑)。
07265  昨日のすみ肉の上に2層目を盛ってみた。昨日よりはうまく出来たような気がする。ウェイビングというのか、ビードの幅を出すために左右に(この画像では上下に)棒を振るわけだけど、その行為によってスラグがかき分けられて溶融池が見えやすかった気がする。

 最後は新しいFBをすみ肉で溶接してみた。3.2mmの棒を使って1層だけを溶接した。こちらも昨日の1層目よりは随分良いと感じる。
07266  良くないのは最初の1/4くらいだけど、この辺りはスラグがモワモワ上に被さってしまって溶融池も溶接部も全く見えなかった。その為にこんな感じで迷走した感じのビードに成ってしまった。
 右の3/4の部分は溶融池が確認出来たけど、最初の1/4との違いが解らない。アークの向きとか何か有るのだろうか?。それとも熱の入り具合だろうか。どっちにしろ最初から後半の状態を作って溶接できれば、私にももう少し上達の余地がある気がする。

バイク 12km

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コメント

自分で溶接をしたことはないですが、上手か下手かはわかります。\(^o^)/

投稿: nori-chan | 2018年7月27日 (金) 07時29分

 ははは、お恥ずかしい。

 でもデブと一緒の理屈で、恥ずかしくても公開して見せ続けないと、現状維持の気持ちが働いて良くは成らないんですよね。

投稿: みつやす | 2018年7月27日 (金) 09時18分

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