BS08A
嫁さんがパーマ屋さんに行くというので、ちゃしろの散歩から帰って少し時間が空いた。バリバリ君で思い出したロートル自慰さんのブログを見直す。
若い頃の経歴が似ていると書いたけど、その後の実績は全然違うのが情け無い。彼は多大な実績を残して早死にしたけど、私は何も残さずにダラダラ生きるのだろうか?。
そんな事を思いながらブログを見ていると何か情け無くなり、取りあえず何でも良いから溜まっているのをやっつけようと思った。手当たり次第にその辺に放置して有った古ーい充電器に着手。
見ての通りメチャ古い。でも整流がシリコーンダイオードだし、基板上のトランジスタもエポキシ封止だから「メチャ」というほどでも無いか。
訳の解らん基板上には2個のトランジスタが乗っていて、部品数も少ないから全部交換しても直ぐだろう・・・と思っていた。でも1個は2SC2001で置き換えが出来るヤツだったけど、もう一個はトランジスタじゃ無くて「BS08A」と刻印が有る。
最初はサイリスタかな?と思ったけど、調べてみるとサイリスタ用のトリガ素子みたいな特性のヤツだった。それも双方向で。うーん。
しかもこの基板の意味がイマイチ解らん。現状の配線が正しいかどうかも不明だけど、正しいと仮定すればこの基板は充電のオンオフには直接寄与していない。関係するのはモータ式のタイマのオンオフだけ。
具体的にはタイマのモータを止めることが出来る。だから充電時間が経過しないようにする事は出来るけど、充電を止める事は出来ず、どちらかと言うと何時までも充電を続ける方向。
素子のブレークダウン電圧とかから想像した用途は、カラッカラのバッテリーに繋いだごく初期の段階、電圧が10Vとか11Vしか上がって居ない状態の時はタイマを止めておき、12V??辺りまで上昇したら始めてタイマを動作させるという感じかな。
まあ解らん。でも手元の配線を基準に全ての機能は復活させた。電気的にもメカ的にも複数の不具合箇所が有って、直前までも正常には動いて無いよなあ・・・と言う感じ。
ロートルさんの事を思いながら夜中まで作業した。なんとか終わったけどエアロバイクも何もできなかった。これはこれで肉体的に良い事じゃ無いな。やっぱりオレは適当にダラダラ生きよう。
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コメント
BS-08AってSBSと呼ばれたトリガ素子ですね。
40年以上前にトライアックやサイリスタの
位相制御によく使われましたが、ダイアックなんかよりブレイク電圧が低くて使いやすかったです。
当時はSBSかPUTでしたね。
充電器のどこにSBSを使うのかピンと来ませんが
やはりタイマーとか終了のスイッチングでしょうか?
投稿: riki | 2018年7月 6日 (金) 14時50分
これが良く解らん使い方でして、バッテリー電圧(=出力電圧)を半分くらいに分圧した電圧がBS08Aに投入されます。そしてBS08Aの出力は2SC2001のベースを駆動しているだけなんです。そして2SC2001はリレーを駆動する。
7Vか8V位のツェナーDで良い感じなんですが、ツェナーだと再び5V位に電圧が下がると復帰しますよね、でもこいつだと1Vくらいまで下がるまでは自己保持?するから、その辺りを期待したのかな??。位しか思い付きませんでした。
出力をカットする回路に繋がっていれば、16Vくらいの過電圧ゾーンに入ったらカットしてしまい、あとは13V位まで電圧が下がって落ち着いても再充電はしない・・・とストーリーが出来るんですが、残念ながらこいつは充電出力は制御してないし。出力を制御する様な素子が有りません。
なんか、良く解らん構成です。もしかしたら過去に修理とか改造が為されていて、過電圧時に出力をカットする部分が廃棄されて居るのかもしれません。
投稿: みつやす | 2018年7月 6日 (金) 16時37分