要素技術からやりなおし
ドリドリ君の仕事がずーっと溜まっていたのだけど、最低限出すべき分を全部出し終えた。うーん、気分が良い。まだ残りが有るけど、取りあえずホッとした。
と言うことで夕方から昨日の続きで「ドリル研削盤の様な物」の作業に着手。まだ試作までも行かずに、昨日のアイデアが実用に成るかどうかの見極め段階。
180度回して砥石との距離を一定に保つ機構。それで居てドリルの交換が簡単で、コストも安くて、製作も簡単。。。
世の中そんなに甘くない。幾らやってもドリルの刃が非対称に研げてしまう。これなら今までのガイド方式で前後の送りは手動の勘と目視に頼るやり方の方がマシだ。
真円の物だと対称に研げる。と言うことはチャッキングの問題か。そう言えば6爪チャックとか見たことが有るし、高級なドリル研削盤には採用してある。
捜したら直ぐに見つかった。でもチャックだけで11万位する(笑)。ちょっと考え直そう。
中心にチャッキング出来たら想定どおりの性能なのか、ドリルにアルミ板を巻いて試してみた。うん、これなら目分量よりも正確で対称に研げている。
2段目は手で保持して目視で研いだからぶれている。手間を惜しまずにセッティングを変えれば、2段目の研ぎも完璧に出来たはずだけど、、、まあいいや。
送りが手送りなので切り子の厚みが均一じゃ無いけど、ほぼ同じ切り子が左右の切れ刃から出た。手で研いだら10本に1回有るか無いかの出来栄えだ。イイ感じ。
仕上がりも悪くない。左は何回かに分けてチマチマ開けた穴。右は一気にガーッと押し付けた穴。6mmの板にΦ10のキリで一発で開けている。
と言うことで、何かをやるには要素技術が無いと完成しない事を実感した。さてどうするかね。11万のチャックは買えない。ニシガキの研削盤には自社製の4爪チャックが使ってあり、これは3,000円位で部品として手に入る。でも人が考えたのを使うのも面白く無いし、もし素晴らしいのが出来て売ろうとしたら問題が出る。
うーん、正攻法でコレットかなあ。これもまともに買うと10万を超えるけど、中国から怪しいのを買えば4,000円位でシャンクからコレットまで全部揃う。目標が高精度フライスじゃ無いから行けそうな気がする。
バイク 12km
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コメント
15年位前、自作CNCでど~のこ~のしてる時、よく刃物研磨をどうやるかの話題で盛り上がっていました。
小生は自作は断念し、坂崎の中古のコレット式を購入した軟弱者です。
挑戦楽しみにしております。
投稿: riki | 2018年6月 8日 (金) 18時12分
実は数日前に、油谷産業でNCドリル研削盤が出てました。即決価格32,000円に迷っていたら誰かに買われてしまいました。
それがきっかけに成ってドリル研磨熱が再燃した次第です。生ぬるい目で(笑)見ていてください。
投稿: みつやす | 2018年6月 8日 (金) 19時57分