木のヤング率は2桁違う
ずーっと遅れ気味だったドリドリ君の納品が一息ついたので、先週から仕事の時間は大型ドリドリ君の開発をやって、自分の時間にはドリル研削盤で遊んでいる。
マジの仕事の方は書きにくい部分も有るので、遊び?のドリル研削盤の方でも紹介しておこうと思う。
越前会長からレーザー管を保持して微調整する様な取付具を数個貰っていた。もう何年も前の話。作業場を整理していたらそれが出てきたので、「万能工具研削盤の様な物」にそいつを組み込んでドリル専用の研削盤にしようと思った。
基本は一緒だけどドリル研削時に先端角とか2番の逃げ角度を容易に変更できて、さらにそれらを変更しても他のセッティングが変わらない構造を目指した。
たぶん、具体的に考え続けないと意味が解らないと思う。私も実際に改造を始めて目の前に物が出現してから、各軸の交点とか変化の具合が解ったくらい。
フレームはまたもや木材。「アルミのヤング率は鉄の1/3だぜ」と、この手の機械をアルミで作る人やメーカを小馬鹿にしたような事を書いたりしたけど、木材のヤング率は鉄の1/100くらいしか無かったとはず(笑)、私は大馬鹿者だ。
まあそれでも3.3mmのドリルがこの程度には研げる。先端角は120度固定で、2番を1段目が10度で2段目を30度で研いだ状態。2番が10度で3番が30度と書くのが正しいのかな?。
同じセッティングで2番の幅を小さくしたら切れ味が良くなった。これはチゼルポイントの幅が小さくなるからの様な気がする。
ちょっと探求心が出てきて3番の角度を30度から35度に増やしたらさらに切れ味が良くなった気がする。これは理由が解らん。勘違いかもしれんし、30度では後の方が当たっていたのかもしれん。
どっちにしろ、この程度のいい加減な機械でもこの位の遊びや検討が出来るのは素晴らしい。もうちょっと剛性を考えた設計をすれば、もう少し綺麗な刃先がえられると思う。
さらに安価な構造に設計が纏まれば売り物に成るかもしれん。でもドリル研削盤は単機能のヤツが沢山出ているから、単に切れ味を戻すだけの人はそれを買うだろう。
かといってパラメータを変えたり超硬ドリルも有るから・・・と言う人は、まともな工具研削盤を会社から買って貰うだろう。と言うことでそんな機械を設計しても売れんと言う事だ。
まあ、売り物にするつもりで自分用の1台を設計して製作し、それを使いながらCNC化してウィーンウィーン言わせて遊ぶのが関の山かな。
ちゃしろはかなり回復した。朝の散歩ではすでに60%くらいの勢いが有ったけど、夕方の散歩では嫁さんによれば80%くらいまで戻ったらしい。
写真は辛そうにしている訳じゃ無くて、散歩と散歩の合間にダラーッとだらけて寝ているところ。休憩中も散歩中も、カラーさばきがかなり上達した感がある。
バイク 12km
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コメント
私のスマホは、有名3社などと契約していないものです。我が家のWIFI環境とか、図書館とか、コンビニのフリーWIFIとかで、活用しています。常時使用出来ないことがネックなんですが、回線使用料が、ただの、”0”円なんですぅ。ネットで購入した機種は、某台湾メーカーのASUS。ちまたでは、エイスース―というらしです。前置きが長くなりましたが、ちゃしろ君の記事、「スース―する」に対応したつもりのおじさんギャグでした(o^-^o)
投稿: ラモ | 2018年6月14日 (木) 18時04分
オジサンは前振りの話が長いなあ・・・(笑)。
スマホを単なるWiFi端末としてだけ使うなら契約は要らないってことですか。小型のタブレットPCとして使う感じ?。
値段次第でツールとして使えそうな気がしてきました。
投稿: みつやす | 2018年6月14日 (木) 18時46分