白骨モード
昨日の夜連絡が有った、同級生が死んだと。既に通夜は終わっていたので翌日・・・すなわち今日の葬儀に出ることにした。そこで色々聞いていたら何となく辛いというか気が滅入るような死に方だったみたいで言葉を無くした。
彼は独身だった、そして母親と二人暮らし。母親はうちの婆さんによると「しっかりしすぎた人」らしいけど、葬式でも「あれは死なん」と言われて居たからあながち間違っては居ない感じ。でも足腰は弱っていて喪主の挨拶も座ったままだった。そして息子の方は婆さんが言う「よう言うことを聞く良か息子やったとに、なし嫁さんが来んとやろうか・・・」その物の田舎の男。
真面目なヤツだった、小中と一緒でどちらかというと仲のよいヤツだった。家にも行ったことが有る。死因は膀胱ガンらしいけど近所のヤツも良く解らない、病院に行っていたのかどうかすら。少なくとも頻繁な通院とか入院はせずに脚の悪い母親と二人で暮らして居たらしい。
今年の春の部落の総会に、血尿が止まらんからとオムツをしてフラフラの状態で出てきたとか。そして一昨日体調が悪くなって救急搬送され、翌日に病院で死んでしまった。
生活の詳細とか彼の気持ちは誰にも解らないけど、脚の悪い母親を放置する事が出来ず、そのことが自分の治療や入院を思いとどまる抑止力に成っていたとしたらやりきれない。
白骨の御文章の死生観が好きで、自分のポルシェにまで白骨号と名付けたくらい。ボロなので夕べには積載車で帰ってくる姿を想像しての事だけど、人の命も車の命もはかない物だとは思う。
今日の夕方に死んで居るかもしれない。取りあえずやろうと思って放置状態のYBR125のステムベアリングを交換しようと思った、そして着手してみたら嫁さんがちゃしろの散歩に行っている間に終わった。
葬式から帰った後で家の前の生垣を剪定した。1日では終わらない量があるけど、取りあえず命がある間に出来るだけでも終われば良かろうと思って。流石に全部は終わらないけど、一部だけは大ざっぱに終わってスッキリした。石垣の間の草も剪定鋏を突っ込んで切ったら綺麗に成った。
明日は、YBRの試走をして、溜まっている仕事を少しして、剪定の残りをして、婆さんをリハビリに連れて行こう。まあ、そのくらい出来たら十分だ。ああ、ちゃしろの散歩も有った。これを忘れたらアイツに咬まれる(笑)。
バイク 12km
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コメント
明日死ぬかのように生きよ・・・とは言ったものですが人生は儚い。病気で早世するかと思えば認知で長生き、正解はありませんが前向きに生きていきたいものです。
投稿: シンシア | 2018年4月23日 (月) 08時26分
「明日出来ることを今日するな」と遠藤周作が狐狸庵先生モードの時に書いていましたが、若い頃は明日が有るけど歳を取ってくると明日が無い事に気が付きました(笑)。
投稿: みつやす | 2018年4月23日 (月) 08時44分
少しづつですが、身辺整理をしております。とりあえずは、R50を出品しました。これも私なりの決断でした(o^-^o)
投稿: ラモ | 2018年4月24日 (火) 17時03分
えーっ、R50ですか。入札しようかな(笑)。
「禽獣」と「眠れる美女」を読み終えました。今は「片腕」を読んでます。「片腕」が一番妙な感じかも。
投稿: みつやす | 2018年4月24日 (火) 18時43分