グローラは正直だ
今日は外注先の2社へ、仕事の依頼と物の引き取りに行ってきた。あとはちょっと急ぐという作業が出来てしまったので基板の半田付とかしていたら1日の終わり。
半年くらい前から計画的に仕事を組み立てて行こうと思っていたけど、どうしても・・・的な話だったから受けてしまった。数ヶ月のスパンで言ったら結局はマイナスにしか成らない気がする。今までの経験からもそうだし、回りの上手く行ってるなと思う会社を見てもそんな感じだし。
写真は昨日午前中の作業だけど、スペース的に掲載できなかった分でも載せておこうとおもう。
フィールドコイルは保護テープがボロボロだったけど、巻線はかろうじて生きていたので取りあえず再利用の方向で試験することにした。でもテープを巻き替えて居る途中でコイル間の接続部が2箇所も折れてしまった。かなり劣化している。
実際に回してみようと思ったので、コンミュテータとの接続部もグローラ用よりも少しだけ真面目に作業した。さらに遠心力で浮き上がったりしないように紐を巻いて補強した。
後はもし上手く行ったらそのまま行こうと思い、ゴロゴロのベアリングも交換してブラシも手入れして組み上げた。
でもグローラ試験の結果は正確で、モータリング試験の段階で廻り方がスムーズじゃ無い。そして電流も過大。やっぱりダメだ。 さて、どうしようかね。この車のユーザーは後期型のオルタネータも所有していて、もしダメならそっちへの交換も考えて居るらしい。でもブラケットなどは無いからスペースが許しても最低でもブラケットを2個作らないといけない。
若しくは、このダイナモのロータを巻き替えて生き返らせるか。貴重な車だし初期型のオリジナル状態はそれなりに意味がある。高値が付くという俗っぽい意味だけじゃ無くて、後世に文化を伝える技術遺産的な意味合いが有ると思うから。まあ、依頼者と相談だ。
バイク 12km
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