昔の木は太い
昨日に続いて車の電装ネタ。今日のヤツはかなり古い自動車用DCダイナモで、これ用のレギュレータを修理したのだけど発電しないという事でダイナモもチェック&修理することに成った物。
取りあえずモータリングで回るし、フィールドを励磁して軸を回せば発電はする。でもこれよりも直径が小さいBOSCHのダイナモよりも発電が少ないし、低速での立ち上がりがかなり悪い。
こんな場合は「これだ!」とはっきり解る不具合は見つかりにくく、なんか調子が悪そうな箇所が見つかるかも?的な終わり方をする事が有る。そうなると嫌だなと思いながら分解した。
直ぐに目に付いたのはフィールドコイル同士を接続してある箇所の絶縁補修。前の作業者が破損した絶縁被覆を補修していたみたいだけど、耐久性がイマイチだったのか長いタイボルトを入れる時に自分で引っ掛けてしまったのか具合が良くない。
コンミュテータは綺麗だったけど、旋盤で削ってみるとかなりの凹凸が有る。全部で0.25mmくらい追い込んだ。ここに凹凸が有ると回転中にブラシの面圧が変化したり、最悪は踊ったりするからよろしくない。だから綺麗に磨くよりもまずは円筒度を確保する事が大事だと思う。
もう一つ気になるのはコンミュテータにロータの巻線を接続する部分。以前にコンミュテータを削った際に接続部を変に削るというか押しつぶした感が有り、もしかして隣のセグメントと中途半端に接触してない?と言う感じ。金属的に接触してなくても、ブラシの削りかすなどで中途半端な接触はあり得そう。この部分をヤスリで綺麗に成型し直した。
最後に痛み始めていた巻線をワニスで処理してロータはお終い。上記の配線接続部もワニスで表面を保護しておいた。テスタとか自作グローラでは正常と判断出来る状態に成ったけど、巻線もかなり痛んで居るからどうだろう。
次はブラシホルダとフィールドコイルだ。
廃材を2本ほど玉切りにして手斧で割った。最近は薪割り機を使うことが多かったので、大きな木を斧で割るのは久しぶり。割れたときと終わった後の爽快な疲労感が素晴らしい。なんか人生の?やる気も出てきた気がする(笑)。
目測で梁の高さが40cmくらいあると書いたけど、元に成った木のサイズが気になったので中心からの直径を測定してみた。最後の写真で解るように半径で33cmくらい有る。単純に2倍だと66cmもの大木という事だ。まあ反対側の木目が詰まっていて20cmだったとしても53cmだからやっぱり太い。
杉や檜じゃ無くて雰囲気的に松か何かのような感じ。昔はこんなに大きな木が沢山生えていて、それを人力で切り出していた訳か。。。凄いな。
そう言えば昨年末のニュースで戦後に植林した杉や檜の1/3程度を元の広葉樹林に戻して行くとかやっていた。はっきり言ってバカだ。とにかくヤレと指示した政府も、それを聞いてただ必死で山の頂上まで植林していった田舎の爺さん達も、手入れが意外と大変だから放置してしまったその後の行為も。。。ぜーんぶバカだ。
広葉樹林に戻す事は良いと思う。と言うかそれしか無いだろう。回りの植林された荒れた山を見て思う。
バイク 12km
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