ニッパの刃が折れた
溜まっていたラビットのレギュレータが完成した。うちに入ってきた時の試験では、フィールドコイル用の接点が溶着していてかなり重傷と思われる状態。でもコイル類は全部生きていたのでやる価値は有るかな?と言う判断をした。
1枚目でフィールドコイル用の可動接点とボディーアースに落ちる側の接点が溶着していた。どもタイミングでこの接点を閉にしても、間にフィールドコイルが入っているから溶着するような電流が流れるのはおかしい。
何とか分離してアーム毎外したのが2枚目。右側が今回の接点で溶けて穴が開くほどの状態。やっぱり車体側に何か重大な問題が有ったか、一瞬で有っても作業者にミスが有ったとしか考えられない。
2枚目の左側は交換用の接点。在庫のジャンクレギュレータから合いそうなヤツを捜し出して来た。これは接点がそんなに痛んで無いから使えそう。
オリジナルと同様に銅のリベットを使って復旧。作業直後だからリベットの頭がピカピカしているけど、数ヶ月経てば何処を作業したか解らない位に馴染むはず。
このレギュレータはこの部分以外も電流制限抵抗が破断していたのでそれも交換。最後に電圧を調整して完了と成った。
部品単品の突発的な故障とか有るけど、今回の例はどう考えても周囲に何らかの問題が潜んでいると思われる。車両丸ごとの修理じゃ無いからその辺りが不明のままなのがもどかしい。
良く解ってくれる依頼者なら車両側のトラブルシューティングもスムーズに進むのだけど、そうじゃ無かったり「レギュレータを修理したのに直ってない!」的な依頼者だとお願いしたチェックすらやって貰えない事が有るから前に進まない。
まあ、この辺りは仕方ない。車の電装品に限らず、素人お断りで業者の依頼しか受けないという所が有るけど、そう言う依頼を最初から除外して被害を最小限に留めようという考えだろう。商売として或る意味正しいな。
4枚目はプラスチック用の薄刃ニッパ。今回の作業中に刃先が片方折れてしまった。ユーミンがパールピアスで言っているように、ニッパの刃も片方無くなると役に立たない物の一つだ。
反対側を研いだら使えそうだけど、先端の尖った形状が変わるからイマイチの状態に成りそうな気がする。これも広島時代から15年か20年くらい使っていたヤツだから、良い機会と買い換えても良かろう。
バイク 12km
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コメント
バーナーで炙って 叩いて延ばして
刃付けして焼き入れて!!
とか せんわなぁ~~。。笑
投稿: MASA | 2018年1月20日 (土) 01時10分
えっ、やってくれるん?。そう言えば焼き入れ炉も有るらしいから持っていこうかな。
投稿: みつやす | 2018年1月20日 (土) 08時46分