手強い時計
随分前に入っていた電気で巻き上げる機械式の自動車用時計。巻き上げ機構が焼損してしまい、その煤というか細かい物質が時計の歯車とかに付着しまくっていた。その為に時計単体でも全く動いてくれず、色々な洗浄液に浸けてみたり物理的に擦り取ったりと長時間、少しずつ作業してきた。
苦労の甲斐有ってようやく機械部分は動くように成ったのだけど問題は電気式の巻き上げ部分。以前にも書いた覚えが有るけどブザーと言うかリレーと言うか鹿威しと言うか、電磁石を間欠的に励磁してバネを巻き上げる機構。
このコイルと接点が偉く微妙で、何回もコイルを巻き直しては実験を繰り返した。ほぼ行けるんじゃ無いか?と言う所まで漕ぎつけて、しばらく放置して調子が良いので図書館に行って帰ってきたらまたもや焼損。
もう意気消沈した。気持ちの上ではそうだけど技術的にはあまりに微妙すぎてどうかと思う。今回は電流制限付きの電源装置だったから燃えなかったけど、バッテリー直だと前回の様に燃えてしまうと思われる。ポルシェ356を燃やしたら弁償する財力は無い。
ネットで海外の情報を見ても燃えると書いてあるのがいくつか見つかるので、このタイプにしては小型に纏めようとして無理な設計なのかも知れない。ちょっと休憩で作戦を考え直そう。機構はこのまま維持したいけど電気回路の手助けで燃えない様に改良するしか無いんじゃなかろうか。
古い技術に負けたようでちょっと悔しいのは事実だけど、何時か改良して昔の技術者にドヤ顔してやりたい。
長嶋有を2冊返して上段の3冊を借りてきた。相続と益田ミリはカウンター前の棚にデーンと並べて有ったヤツ。前回は書庫の本をわざわざ持ってこさせたりしたので、今日は素直に司書のお薦めを借りてみようと中も見ずに借りた。
長嶋有は何となく勢いで。不法投棄予定の本は避けて読んでないヤツを1冊だけ。
下のビジョナリー・カンパニーは古本で安かったから買ってみたけど、何となく鬱陶しくて全部を読まない気がする。ビジネス書とか自己啓発系の本はあまり好きじゃ無い。意識低い系の人間だもんなあ(笑)。
エアロバイクを漕ぎながら益田ミリを読んだ。エッセイ集みたいなヤツかな?と思っていたらマンガだった。見開きが1話に成っていて全部で16コマ。10代の女の子目線のマンガを来年還暦の爺さんが読むのもいかがな物かと思ったけど、色々な選考委員とかには私よりも年寄りが居たりして「ほとばしる若い感性が・・・」とかやっているわけで、まあ読むくらいは良かろうと思う。
男の子目線なら気恥ずかしいような自分に投影した読み方が出来るかもしれんけど、10代の女の子を自分に投影するとか無理にでも出来ない。だからフーンという気持ちで読み終えた。
バイク 15km
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コメント
週間文春に連載の益田ミリさんの漫画、「沢村さん家のこんな毎日」がお気に入りです。図書館や施設で立ち読みのあと、「なるほど、ふーん」とうなずいています。女性視線の会話に触れられるのが何よりです。
投稿: ラモ | 2017年11月24日 (金) 21時19分
「沢村さん・・・」は平均年齢高そうで良さ気ですね。「こはる・・・」は私が共感するには若すぎると言うか、娘から(居ないけど)ジジイの癖に共感してんじゃネエよ。と言われそうで気持ちを抑えて読みました。
投稿: みつやす | 2017年11月24日 (金) 22時55分