方針変更
白骨号のリヤブロアの調子が悪い。だいたい症状は想像がついている、元々が捨てて良いような状態だったモータを、大手術の繰り返しで無理矢理使い付けて来たヤツ。今度は焼けていたロータがご臨終だろうと思った。
そして開けたのが1枚目の画像。以前から焼けては居たけど、最も黒い部分の色が本当の黒に成っている。見事に焼けこげて見た目だけでも死んでいることが解る。
そこで良い機会だと自作したグローラのような物を引っぱり出してきて、ロータの状態を調べてみた。すると教科書に書かれているような鉄片が吸い付いたりトラブル事例そのままの状態が再現された。
これは凄い。今まで正常なロータしか試験して無かったから異常時の本当の反応を始めて見た。うん、使える道具だ。きちんとしたケースに入れておこう。
このモータは国産のブロアモータに交換しようと思い、いくつもモータを手に入れては試験や検討を繰り返していた。そしてどんな改造をしたら良いかも、それなりの案までは出来ていた。でも、純正部品の値段を見てから気持ちが変わった。
純正のAssyだと10万円を超える。社外品でも4万とか5万の世界。モータだけでも社外品が2万コース。出るだけ凄いけど私には買えない値段。そう考えると今のモータを潰す勇気が無くなった。
ロータを巻き替えてみようと思い、メモを取りながら分解を始めた。見事に中まで焼けていて、絶縁用のファイバーも炭化している。
取り出した線はこんな感じで、被覆はポロポロ剥がれて行く。これじゃあ内部ショートするはずだ。
配線と絶縁物を全部取り去り、所々ずれてしまっていた積層された心材を修正した。折れて失われた部分は仕方ないのでそのまま。磁力の事を思うと何でも良いから隙間に鉄を詰めたほうが良かったかも。
時間があまり無いので今日はここまで。
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