Vpk=50Vへの疑問
組立後の投稿で少しだけ書いたけど、DSO150の入力電圧に関して疑問が深まっている。スペックでは最大入力電圧が「Vpk=50V」と書かれて居るのだけど、本当に50Vも印加して良いの?と言う疑問。
手元の基板のパターンを追っかけてまで見てないけど、メーカが公表している回路図の入力部は左図の様に成っている。
低電圧入力に対しては510kと5.1Mの抵抗分圧で1/1.1にホンの気分だけ減らしてTL082の3番ピンに入っている。TL082はボルテージフォロワ接続で後段の切り換え機4053へ繋がる。
高電圧入力に対しては1.2Mと11kで1/110と大幅に分圧されてTL082の5番ピンに入る。こちらも同じくボルテージフォロワ接続で後段に繋がる。この後もゴチャゴチャ有るけど問題はこの入力部。特に3番ピンの耐圧に関して。
私が調べた限りでは、TL082の入力は電源電圧を超えてはいけない様に読める。もし正規の9Vがダイレクトに繋がっていたとしても9Vでしかない。と言うことは50Vの1/1.1である45.5Vにはとうてい及ばない。
Vpk=50Vの意味を最大振幅と捉えて、±25Vずつとしても、25Vの1/1.1は22.7Vだからこちらも大幅にスペックをオーバーしている訳。うーーん??。
AC/DC/GNDの切り換えスイッチの次に、H/Lの切り換えスイッチが要るんじゃ無かろうか?と思うわけ。これは機械式でも電子式でも構わんけど、少なくとも入力側は±50Vに耐えるスイッチが。
でも、世界的に売れているオモチャなのに大クレームに成ってないと言うことは、私みたいなインチキ技術者じゃ無くてまともな技術者が見たら「こうだから大丈夫なんだよ」と解るんじゃ無かろうか?。
どなたか教えてください、お願いします。
バイク 12km
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コメント
R1→3番ピン→寄生(保護)Di→AV+で,
Diが壊れない電圧ってことだと思います.
投稿: ROM | 2017年6月 8日 (木) 17時57分
TL082の等価回路には入力保護Dが見あたらないのですが、OPアンプでは繁雑に成るから記載されないのでしょうか?。ロジックICとか他の分野では等価回路に記載が有るのでTL082には入ってないと思っていました。
保護Dが入っていたとしても、それを期待してVpk=50Vを謳う設計ってどうかなあ・・・と言う気はしますけど、簡易版なのでそんなモンなんでしょうか。
投稿: みつやす | 2017年6月 8日 (木) 18時59分
082とか072は単電源では挙動が怪しい経験があります。回路図のGNDは仮想GNDなんでしょうが、電源電圧を超えたりすると反転したりするのでp-p50vは理解しにくいです。JFET入力なので寄生Dの期待はしたことがないです。変ですね。ここは人柱になって50v近くを入力してみてもらえますか?
投稿: riki | 2017年6月 8日 (木) 19時34分
TL082は無かったけど、TL072とTL062は有ったので今晩試してみましょう。同じJ-FET入力で等価回路図も同じに見えるので何かが解るかも知れません。
ちなみにDSO150には、IGコイルの測定時に25Vくらいは印加されたはずですが、まあ普通に動作しているように見えます。
投稿: みつやす | 2017年6月 8日 (木) 20時32分
100Vでも壊れない!。
投稿: みつやす | 2017年6月 8日 (木) 22時55分