細かいピンセットが欲しくなる理由
概略の診断だけして放置状態だったドカッティのレギュレータ。ようやく最終的な作業に着手して組み上げた。
本当はこの手の新しくて樹脂で充填されている様なヤツはやらないのだけど、磁気回路式のレギュレータかも?と言う話しから始まり、依頼者が充填物を全部取り除いてくれたという例外が重なってやることになった品物。
やりたくない理由の一つがチップ部品による回路という事。チップというだけで修理作業が面倒に成るし、パターンが痛んで居たりしたらスルーホール式の部品よりもダメージもその後の対策も大変だから。
でも今後はこういう流れに成りそうな気がするから、手持ちの色々な工具を駆使して?修理した。先日の医療用ピンセットが加わると少しは楽に成るかも。
滅茶苦茶細かい作業をしているから医療用が要るという訳じゃ無く、機械の整備でもモンキーとねじ回しが有れば良いでしょ?と言う訳には行かないように、この手の作業でもそのシチュエーションに応じた各種の工具が欲しくなる。
まあ無くてもなんとか成るのだけど、それによって本来はもうちょっと繊細な作業に適している工具の先端を痛めてしまったりするので、或る程度は工具を揃えた方が費やすトータルエネルギは少ないと思う。新品とか高級品は買えんけどね。
これは面白い構造をしていて、放熱器を兼ねたアルミのケースの中にパワー素子を下にして落とし込み、隙間を樹脂で充填したらお終い。
だから4枚目の画像の向きで見ると充填した樹脂がそのまま見える。蓋が無いのは駄目だろ?と言う気もするけど、じっと見ていると合理設計の塊の様に見えてきて逆にカッコイイ気がしてきた。
ラン 5km
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