眼がチカチカする
XS650初期型?のイグナイタの動作をほぼ解明できた。その過程でどうせ手間がかかるなら基板でも起こしてみるか?と思い始め、今時見ないようなアナログなパターンが出来上がった。夜中までやってみたので眼がチカチカする。
パターン化するにあたり少しだけ弄った。電源系の電解コンデンサは今時の大容量セラミックの方が良いと判断して入れ替え。メイン電源のノイズとかスパイク吸収用にツェナーを追加。など数カ所。いずれもエンジンで変化は解らないけど、オシロの動作波形が綺麗に成る程度の変化が有った改良。
ICの型番が読めなかったけど、rikiさんが書いていたように4回路入りOPアンプと判明した。何か特別な機能が有るのかな?とも思うけど、2回路はボルテージフォロワで使っているし普通の単電源OPアンプでも行けそうな気配。
作業していて解ってきたけど完璧なアナログ回路。だから全ての部品の値が読み取れたとしても、新しい同じ数値の部品に入れ替えても正常には動かないと思われる。運が良ければ動くかも知れないけど、それで進角特性とかドエルタイムが最適値に収まっているとは思えない。
基板の一番下に2個組みの抵抗が4セット並んでいるけど、これが微調整用。手元に有るのは固定抵抗を2個並列に繋いで値を調整しているけど、シルク印刷では片側は半固定のマークに成っている。
設計者はここにボリュームを入れて調整させようとしたけど、生産とか試験の方からバイクにボリュームとか馬鹿げていると怒られて固定抵抗に成ったのかもしれない。若しくはこの時代の日立では微調整して値を決めろと言う意味のマークなのかも。
いずれにしても本物か擬似的なピックアップ信号を入力し、その周波数を可変しながらこの4箇所を決めて行かないといけない。任意波形発生器を買っていて良かったなあ、オレって先見の明があるなあ・・・と思っていたら4chオシロの調子が悪くなって来た。ハハハ。
ラン 5km
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コメント
実は昔この回路をトレースしたことがあります。
ところがそれを紛失してしまいました。
今は記憶の中だけです。
是非、基板化したら安価で譲って下さいませ。
投稿: riki | 2017年5月17日 (水) 19時06分
はい、基板化の際には高価販売させていただきます(笑)。
先日から試して居るのですが、部品点数が20個を超えるくらいになると、実装された基板を見ながら回路図を書いていくよりも、両面を撮影して片面を反転して重ね、それを見ながら一気に基板パターンを作製し、それを見ながら回路図に展開する方が楽で速い様に感じます。
今回はもしかして基板化するかも?と言う気がありましたので、パターン化の際に基板CADを使ってみました。
投稿: みつやす | 2017年5月17日 (水) 20時17分
アナログ。温度補償も大変です。いっしょにづれてイイ塩梅か。741,555が出た時は画期的でした。いまは更に小型化ができそうです。
・・・パソコンを搭載するのも可能な時代です。今の時代ならマッチ箱サイズのモノもありますし。考え方としてはスマホでもイイかも。スライドバーをさわれば、進角が変わるとか、できそうですし。
投稿: そクラテす | 2017年5月18日 (木) 03時25分
次の型は専用のデジタル?ICが使われていて、その次の世代に成るとワンチップマイコンに成ります。
「今」の機能だけで評価するとマイコンの流れは正解ですが、何十年も経ってメーカの供給が止まり、開発した技術者も死んでしまった頃、トランジスタと抵抗とコンデンサだけの回路なら容易に解析や複製が出来ますがマイコンだと出来ません。
入力から出力を実現する新たなプログラムを開発すれば良いかも知れませんが、それって正しい「レストア」なのか?と言う疑問が有るわけです。
機械で言えばエンジンルームに収まる別のエンジン乗せれば良いやんの世界ですから。
投稿: みつやす | 2017年5月18日 (木) 08時53分