キャリブレーションまで漕ぎつけた
2件溜まっているホイールバランサの1台がほぼ片付いた。少しずつ調べては作業を繰り返して居たけど、不具合点はほぼ解消して今日はキャリブレーションまで完了した。
調べてみるとこれはBALCO社の製品をスナップオンがOEM?で販売していたヤツみたいで、基本が同じ現行品で国内だと50万弱するタイプ。測定器は動いているだけでは価値が低いけど、キャリブレーションが通っていればそれなりの価値に成る。治って良かった。
1枚目で右奥の白い円盤はホイールのオフセットというか、測定軸に対する軸方向の位置を自動計測する為のポテンショメータが入っている。
偏芯加重や回転の検出はユニットに成っており、この系統が故障している品物を買ってしまうとAssy交換でウン十万か、ゼロから作るくらいの楽しみ?が待っているはず。
3枚目は足踏み式のブレーキと、電磁式のブレーキ。足踏み式は取付時のロックに使い、電磁ブレーキは測定終了時に作動する。電磁ブレーキはこんなんで本当に良いの!?と感じるような乱暴な機構で「ガンッ!!」と激しく止まる。
今回は足踏み式ブレーキのワイヤーが切れていたので修理した。エンド金具から作る必要が有って結構面倒だった。
電磁ブレーキのソレノイドの消費電流は1.5A程度あるのに、電源基板のダイオードは1A定格品。これが原因で?ダイオード達がショートモードで死んでいた。ソレノイドはそのくらいの電流を要求する製品なのでバランスが悪い。
設計がおかしいのか他製品のソレノイドを流用した為か良く解らんけど、ダイオードを強化して補修。あとは電源が常時通電の為にコンデンサが抜け気味だったので交換。
マイコン的にはメイン基板と一体に成ったボタンの下に鉄粉が溜まっていて、これが原因と思われる「特定のボタン押しっぱなし」状態が発生していた。清掃で治ったので不安な部分にコーティングとかして完了。
最後はキャリブレーション方法が解らん。色々調べてやっと見つけ出して最後まで進んでほっと一息といった所。あと2-3点解らんモードが有るので、そこまで調べたら引き渡ししようと思う。モードに関しては取説が出て来んと解らんままかもしれん。
今日は部落の作業の日で、作業が終わったら飲み会がある。お寺が自宅を新築したのでそのお祝いと一緒にやることになり、新しい家でワーワーやって1日のおしまい。身体は疲れたけどトレーニング的な事は出来てない。
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