ドカッティの名前は一緒だけど
何回か書いた事が有るドカッティの磁気式?のレギュレータ。ちょっと前に新品で取ったのが上手に動かないと言う事で入ってきて作業したのだけど、装着してみると電圧が低いという症状で戻って来たヤツ。
これは簡単に書くとコモンモードチョークみたいな考え方で、電流や周波数の上昇に伴って上昇していく充電電圧を規制しようという回路。だから本来なら車体にセットじゃ無いと上手に調整できない。
前回とは内部の常数が違って居ることが不安だったけど、とりあえず前回と同じ雰囲気に調整して返した。でも悪い方に予想は外れて電圧が低めだったわけ。と言うことで交流電源とか持ち出して再調整・・・と言うかトランスの巻線調整。
交流電源とか普段は常設してないし、毎回太い巻線を増減して調整する作業は面倒。だから返却されて来て直ぐに着手が出来ず申し訳ない。やっと纏まりつつあるけど、今回は許容範囲に収まるかな?。
この回路だけど、最初にも書いたようにその車体に合うように調整出来ても、過剰な上昇を抑制するだけでピッタリ押さえ込む事は出来ない。ダイナモの3ブラシ式みたいなイメージで、常用回転数で7V前後出てガンガン回しても8Vは超えない。。。程度の制御(抑制)なので了承してほしい。
で、こんな事をポツポツと書いているからか、他のドカッティオーナーの方から依頼が来た。重めの金属の箱に入っていて・・・と言う話しなので同じ物と思って聞いていくとなんか違う。良く聞くとアルミの放熱器状のケースに電子回路が入っていて、ゴム状の物質が充電されている今風のタイプだった。
充填タイプは下手したら発掘するのに2日くらいかかり、まともなチャージ計算をしたら5万とか10万とか直ぐに発生する。依頼者も作業者も幸せに成れないから最初は断った。でも根性で自分で発掘して送って来たのが2枚目のレギュレータ。
数カ所緑の塗料が剥げて銅箔が見えているけど切れては居ない感じ。掘るのが巧い人だなあ。今度どうしてもやれという依頼があったらこの人に頼もうかな(笑)。
こちらはパワー素子以外は表面実装部品を使った今風のヤツ。チャージランプ回路もこの中に組み込まれていて内部のスイッチングでオンオフしている感じ。
同じドカッティだからと話しが始まったけど、ここまで違っていたら会社名しか共通点がないわなあ。と苦笑しながら作業中。まあこんな事も有るわ。
ラン 5km
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コメント
ぜんぜん違うね!笑
MASAおじちゃんも 勉強始めるよ~~~ん!!
解らんこと教えてね!!ゴロニャン
投稿: MASA | 2017年5月27日 (土) 17時55分
今日は朝から婆さんの病院。軽い脳梗塞らしい。まあ仕方ないね。疲れたよ。
ブログ見た、電子ブロックの高級版?。興味持ってやったら直ぐに解るように成ると思うよ。
投稿: みつやす | 2017年5月27日 (土) 18時25分