コンデンサバンク
手元にある誘導加熱装置とほぼ同じと思われる回路図をネットで拾ってきた。少しだけ自分のヤツを追っかけだけど、その途中でこれを見つけて見比べて居たらほぼ同じと解ったので以後はこれを利用させてもらおうと思う。詳細の定数は違うけどね。
回路図を見ていると何となく動作も解ってきた気がする。機械工学科出身のいい加減技術者が言うのだから怪しいけど(笑)。メインは出力コイルとそのコイルに並列に入っている多量のコンデンサ。これが大電流でブンブン共振するわけ。でもバネに付けた錘と一緒でエネルギの供給が無いと何時かは止まる。その供給の為に良いタイミングで「ポン」「ポン」と押して居るのが130uHのコイル2個。
そしてそのコイルに交互に電流を流して居るのが2個のFET。このFETには特別な駆動回路は無くて、電源が入れば自動的に両方ともオンに成る。そして出力の共振電圧に依ってD3とD4により交互にゲートがマイナス側に引っ張られオフに成る仕組み。
ゲートに付いている10kとツェナーは保護用。その先の470Ωはゲート電圧を作る為の物なので、想定入力電圧から大きく外れるとこれを調整する必要が有りそう。
大きくは間違って無い気がするけど、130uHを経由した電流とか電流がどんな感じで位相がずれて共振回路を「プッシュ」するのか?とか、ここがダイオードとかコンデンサじゃダメなの?と言うあたりは直感的に解ってない。
2枚目は手持ちのコンデンサを並列にしてでっち上げたコンデンサバンク。それなりに動いたけど接続部の配線が燃えた。数mΩのコイルに数十Vの電圧が印加されて居るわけで、そうか・・・恐ろしい電流が流れて居るんだなと納得。
3枚目と4枚目は注文していたコンデンサが来たので、9並列の3直列で21個も使って気合い十分のコンデンサバンク。同じ物を作れるように変なオッサンにもあげよう。
と思って試験開始。24Vでは絶好調。36Vでも異常なし。中に入れたボルトの赤熱具合は変わらないけど、そこまでの時間が凄く短くなった。
更に電圧を上げようとしたら急に変な「気配」がして赤熱が止まった。やってしまったかも。そう思ってばらしていくと真ん中の列のコンデンサが全て見事に死んでいた。訳が解らん。まだまだ勉強が必要だ。
夜はこんな事ばかりやっていたのでトレーニングは無し。
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コメント
アハハハ おじちゃん焼くの好きねぇ~!
9x3って 真ん中の列 MASAには
どうしても 1個足らんようにしか見えんのやけど。 抜いた??
耐圧超えたか??
投稿: MASA | 2017年4月10日 (月) 01時48分
写真は真ん中の1個を外してチェックしている時なんで、実験中は9個ね。
3個直列時の電圧が100Vも行ってないのはオシロで常時監視していたから耐圧とは違う様な気がするけど、直・並列で妙な挙動に成ったかもしれん。
いや、これ結構なモンだわ。電圧に比例じゃ無くて2乗くらいに効いてきつくなる感じ。来たら楽しんでね(笑)。
投稿: みつやす | 2017年4月10日 (月) 08時47分