商用バンもFFの時代
49日の料理を運んできた仕出し屋さんの車の事。読経中に嫁さんが対応したから知らなかったけど、家の前の坂を上がれずに下に止めて全部人力で運んだらしい。
明け方まで雨が降っていたとはいえ、どうしてそんな事をしたんだろうと不思議だった。そして次の日に容器を回収にした車を見ながら運転手と話をして理由が解った。大きなワンボックス車はFFだったから。
運転手に依ると良くある事らしい。只でさえ大きく重い車体の後部に高く弁当箱を積み上げる。後部に移動した重心は前輪の駆動力の割合を減らし、高くなった重心位置は上り坂でピッチ方向のモーメントを生んで前輪荷重を減らしてしまう。理屈通りだ。
私はこの手の車に興味が無いから知らなかったけど、後で調べてみると今はかなりの割合でFFに成っていた。コンポーネントの共用化とか、操縦性とか、実際は1-2名でしか使われて居ない現実とかを総合的に考慮するとFF化は合理的な判断だと思う。でもそれは一般家庭が買う所謂ミニバンの話で有って、この手の本気で荷物を運ぶ商用モデルも同じ思想で設計すると問題が出るよなあ、と言うのが今日の感想。
体調はイマイチだけど少しずつ戻して行くしかない。と言うことで今日は風呂のお湯を張っている間にエアロバイクを漕いだ。最初からキツイのにしたら嫌になるので、70Wくらいでユルユル漕いでお終い。
バイク 6km
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コメント
バックで登ればいいのにと思いました。
昔の教習所では、ローで登れないときはリバースを使うと教えていたような気がします。でも当時の理由はFRではローよりもりリバースのほうが減速比が低かったからで、駆動方式とは関係なかったですね。
投稿: mark@小倉南区 | 2017年2月 8日 (水) 18時34分
後の窓が全部殺してあるタイプだったので、知らない坂をサイドミラーだけで上るよりは、自分で運ぶ方が楽と考えたんでしょうね。
投稿: みつやす | 2017年2月 8日 (水) 21時23分