モトロニックのアイドルスピードコントロール
昼飯の後で「brekout box」を使った測定をやろうと思っていたのだけど、電話はかかって来るわ、電話が終わったと思ったら商社の営業のオッサンが来るわ。。。で昼休みが全部潰れた。
本当にいつも不思議に思うんだけど、営業の人ってどうして「近所まで来たから」とか「どうですかあ?」とか言いながら、特に用も無いのに来るんだろう。やっぱり日報の隙間を「RS社訪問」と書いて埋める為だろうか(笑)。
腹が立ったから意地でも測定しようと思い、飯の後で少し時間を作って測定をした。観察したのはアイドルコントロールバルブ回りの動作。BOSCHの資料ではアイドルスピードスタビライザーと書いてあったりする。要はスロットルバルブと並列に小さな通路が設けてあり、その通路の断面積を電気駆動のアクチュエータで開閉してアイドリングスピードを調整(実際の目的は安定化)してやろうと言う仕組み。
1枚目は電気と機械を纏めた構成図。私は想像力が欠如しているので、この手の複合的なシステムを理解する為にいつもこんな感じで自分なりの構成図を書く。普段はフリーハンドだけど今回は公開する為に清書しているけど。
見たらだいたい解ると思うけど、大まかな動作は次の通り。8051からの信号が「H」の時はTr.Aがオンに成りsol.Aが磁力を出す。弁が引っ張られて通路の断面積が大きく成って回転数が上がる。逆に、8051からの信号が「L」の時はTr.Aがオフに成る。するとTr.Aは無いのと同じ事でコレクタ電位はsol.A経由の12Vが出てくる。するとTr.Bのベース電流が流れてTr.Bがオンに成りsol.Bが磁力を発する。すると弁が逆に動いて通路の面積が小さくなって回転数が下がる。
で、ここまではマニュアルなどを見たら解るわけだけど、具体的にどんな風な制御なのか知りたかったわけ。そこでTr.AとTr.Bのコレクタ電圧をそれぞれ測定したのが2枚目の画像。
コレクタ電位なので0Vに下がっている時が受け持つソレノイドが駆動されている状態。反対に12Vに成っているのはソレノイドがオフの時。
これを見て、始めて実際の制御が解った。プッシュプル駆動とでも言うのか、開側と閉側のそれぞれ相反するソレノイドを交互にフル駆動し、その駆動時間の割合を変える事で最終的な「弁」のアナログ的な位置を得ている。そしてその周期は13ms程度なので逆数では77Hz程度で制御されている事に成る。
面白いのはマニュアル通りにこの制御を殺してアイドル調整をし、再び生かしたときの開閉の比率。当初の予想では1:1で50%ずつに成ると予想していたけど、どうも7:3か6:4くらいの比率で「閉」気味に成っている模様。
理由を色々と考えてみたけど、冷間始動時やクーラー使用時のアイドルアップを考えると「開」方向に余裕を持たせた方が理屈に合いそうな気がしてきた。本当の所はBOSCHの設計者に聞かないと解らないし、もしかしたら私のバルブが変に成っているのかもしれない。
今日はブログでも書いて平和に終わるかな?と思っていたけど、先ほどまで浴室ウンコまみれ事件の後始末をしていた。赤ん坊のウンコはそんなに臭くないけど、年寄りのウンコは臭いなあ。どちらも身内なのに不思議だ。
これって精神的なモンだろうか?。理由はどうでも良いけど、介護の給料が安いのはやっぱり可笑しいと思う今日の夜。
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コメント
営業が近くまで来たからと寄る8割は営業日報の件数稼ぎでしょう。訪問件数も評価ポイントと考える昭和の営業思考の会社かもしれませんね。何件行っても有効かそう思える提案や目的がないと意味ないのに・・・。
まあ近くまで来ても寄ってももらえないよりはマシかも笑
今年は餅つき難しそうですね。
投稿: sun.one | 2016年12月15日 (木) 22時35分
暇つぶしと日報書きの為に人の邪魔しやがって、営業とかろくなモンじゃないなあ(笑)。
餅つきはするよ。当日が葬式にでも成らない限り。カレー喰っとる時にウンコが出たら、皆さんに一生の思い出を提供することに成るね。
投稿: みつやす | 2016年12月16日 (金) 08時37分
赤ちゃんはそのままですけど年寄りは隠そうとするので要注意ですね
投稿: 通りすがり | 2016年12月17日 (土) 11時21分
その通りです、1回はオムツが便器の中に突っ込んでありました。はぁ。。。
投稿: みつやす | 2016年12月17日 (土) 12時15分